デビュー後セクシー女優として大ブレイクを果たし、人気に甘えて撮影をボイコットするなど傲慢な態度に陥っていた蒼井先生は、友人の「そらちゃん、デビューした時はすごくキラキラしてたよね。でも今は輝いてない」というひと言で、心に火が灯り再起を決意する。
しかし、デビューから6年が経過した2008年、AV業界には次々と大型新人が登場し、蒼井先生は突如“ベテラン枠”へ。予想外の立ち位置に戸惑いを隠せなかったと振り返る。そんな中、セクシー女優が主役の深夜バラエティー番組『おねがいマスカット』(テレビ東京系列)がスタートし、蒼井先生は「芸能界で活躍できる大チャンスだ」と意気込んでいたが、「百戦錬磨のおぎやはぎさんがどうにもできないくらいのスベリ連発」という事態に直面。「自分はおもしろいと思っていた」「『私はみんなよりスゴいできる』と思っていた」と過信していた過去を明かし、実体験をもとに“セクシー女優がバラエティーでやりがちな3つのしくじり”を挙げ、生徒たちにリアルな教訓を伝えた。
バラエティーでしくじりまくっていたものの、AV出身から芸能界で活躍する先駆け的存在となった蒼井先生。2010年にX(旧Twitter)を開設すると、わずか半年でフォロワー8万人がつき、その大半が中国人だったと振り返る。当時、中国で海賊版が出回り熱狂的なファンが爆増していた蒼井先生は、さらに「無料で見て申し訳ない」という中国のファンから「銀行口座を教えてほしい」と送金希望が殺到する事態にも発展し、「やめてください」と断ったことで、「なんて素晴らしい人なんだ」と好感度が急上昇。翻訳アプリを使った中国語ミス投稿がバズるなど、SNSを通じて“アジアの女神”と称される地位を築いた。
中国での成功を機に、AV引退を決断した蒼井先生。
そんな蒼井先生は、授業の締めくくりに「AVでもバラエティーでもプライベートでもしくじった私から、皆さんに贈る言葉」として、人生の総括とも言える教訓を披露。生徒たちも真剣な表情で耳を傾けた蒼井先生の人生から学ぶ教訓とは。