フォークソングの名曲「戦争を知らない子供たち」が、西日本出身のハロー!プロジェクトメンバーがカバーし、23日より配信リリースされることが決まった。

 「戦争を知らない子供たち」は、作詞・きたやまおさむ、作曲・杉田二郎によって作られ、55年前の1970年8月23日、全日本アマチュア・フォーク・シンガーズで披露され、激動の時代に共感を集めた。


 1971年にジローズ(杉田二郎・森下次郎)の歌唱でシングルリリースされ全国的に大ヒット。大阪万博の会場で響いた歌声は、戦争を知らない世代から平和への願いを託す象徴としてフォークソングの名曲として、現在まで幅広い世代に歌い継がれている。

 そして2025年、大阪・関西万博に歌声を届けるのは、西日本出身のハロー!プロジェクトメンバー13人(平均年齢20.7歳)。透明な歌声に乗せて、“いまの若者たちがどんな未来を望むのか”をやさしく力強く伝える。

■歌唱メンバー
植村あかり(元Juice=Juice)
井上春華(モーニング娘。'25)
下井谷幸穂 (アンジュルム)
松永里愛、有澤一華 (Juice=Juice)
秋山眞緒、豫風瑠乃(つばきファクトリー)
西田汐里、岡村美波(BEYOOOOONDS)
広本瑠璃、西崎美空 ※崎=たつさき(OCHA NORMA)
植村葉純、上村麗菜(ロージークロニクル)

■きたやまおさむ コメント
1970年の若者は父親たちの世代から「戦争を知らないくせにエラそうなことは言うな」と言われていた。長髪の男の子は「髪の毛が長い」こともからかいの対象になっていた。あれから半世紀以上が経ち、今の若い人たちの問題は「みんなとちがう」とイジメられるかもしれないという同調圧力なのだと思う。そこだけ歌詞を時代や女声に合わせて変えてみたが、この歌声を聴くなら、子供たちが「戦争を知らない」ままであってほしいという、人々の願いや祈りだけは時代を超えてずっと変わりのないことがわかるだろう。

■杉田二郎 コメント
これから先、生まれくる新たな命が「戦争を知らない子供たち」であり続けていてほしい、と願うばかりです!! 今回、私のその想いが伝わってくる、彼女たちの歌声を聴いて、非常に力強さと、喜びを感じました。
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