今作は老若男女問わず、すべての人を虜(とりこ)にする不思議な魅力を持った“ナチュラルボーン天使の北くん”こと、真中北(岩瀬洋志)に恋をした、看護師・浅田南(本田)、パン屋の店員・東子、書店員の西野悠(増子敦貴)の3人が、これ以上恋のライバルを増やすまいと北くんの愛を3等分ずつシェアする「33%の会」を結成。北くんと4人での同棲生活を送るというシェアラブコメディー。原作は榊こつぶ氏の同名漫画で、双葉社の月刊漫画誌『JOUR』で連載されている。
加藤が演じるのは、東子の妹で比留間家のトラブルメーカー・京子。第8話では、東子が不在のシェアハウスに急に訪れ、軽井沢で山田和男(和田聰宏)とパン屋を共同経営するための開業資金にあてようとしていた東子の預金通帳を持ち去った。東子が夢への第一歩を踏み出そうとした矢先に起きた不穏な出来事だった。
自身初のドラマ主題歌である「ラブシンドローム」では、他人が決めた“こうあるべき”というものにあらがい、幸せの在り方は自分で決めるという作品のテーマがシンクロした楽曲を書き下ろし、今作を盛り上げている。9月8日に開催されるドラマSPイベントにも出演が決定しており、パフォーマンスにも期待が寄せられている。
そんな加藤千尋が演じる京子が、4人で暮らすシェアハウスで南たちとどのようなやり取りを繰り広げるのか。子どものころから姉・東子と比べられる苦しみ、嫉妬や劣等感を抱えてきた京子。第9話では、語られていなかった家族の秘密が明らかになる。
【コメント全文】
■加藤千尋
『北くんシェア』は夢や恋愛というたくさんの人が通る道の中で、もがき、自分らしさ、そして自分たちだけの正解を見つけていく、現代を生きる人たちにとってきっと煌(きら)めく作品だなと感じました。脚本をいただいた時、私もこの物語の中に参加できることをうれしく思いました。
私が演じる京子は夢にもがきながら、嫉妬や劣等感と闘う中で好きなことを好きとちゃんと思えている素直な女の子だと感じていて、自分に重なる部分も多いです。4人の生活の中にどんな風を吹かすのか見ていてあげてください。ユニークであったかいみなさまに囲まれて、素直な気持ちでお芝居できた時間でとっても楽しかったです。それぞれのキャラクターがどこか自分に重なる作品だと感じています、一緒に悩み答えを見つけながら見守ってくれるとうれしいです!