今作は、世界的なBLブームをけん引したドラマ『2gether』の立役者であるウィーラチット・トンジラー監督が手掛ける日タイ合作のオリジナルラブストーリー。
ソウタ(森崎)は大学を卒業後、同期のヒカリ(齊藤京子)と共に化学メーカーに研究員として就職、それから6年が経ち、仕事一筋で、恋愛には興味がないと周囲に言い切るソウタだったが、実は心には忘れられない存在――カイ(向井)がいた。ソウタにとってカイは幼馴染であり、同じ大学に通い、かけがえのない時間をともに過ごしてきた親友。密かに想いを寄せていたが、その想いはきっと届かないと胸に秘め、親友として接していた。しかし、突然、カイはソウタの前から姿を消してしまった。
ある日、会社の新プロジェクトでタイ赴任の話が持ち上がり、ソウタに白羽の矢が立つ。飛行機が苦手で海外にも行ったことがなく、強く拒んでいたソウタだったが、ふとした会話の中でカイがタイにいることを知り、学生時代のカイの姿が思い浮かぶ。「仕事なら行きます」と、期待と不安に包まれながらも覚悟を決めたソウタは自らその一歩を踏み出す。
ずっと言えなかった「好き」という想い。再会へのわずかな希望を胸に、ソウタは止まっていた時間を動かし始める。そして、仕事の合間に街を散策しているとき、ソウタとカイは運命の再会を果たす――。
この度、長い間止まっていた2人の“両片想い”が再び動き出し、運命の再会へと至るまでの一瞬を切り取った場面写真が公開された。
別カットでは、再会直後に、カイと会えて喜ぶソウタと、どこかそっけない態度を見せるカイの姿が収められており、2人の対照的な性格が伝わってくる。さらに、ソウタが研究員として、ヒカリと働いているシーンや、バンコクでカメラマンをしているカイがモデルのワタル(藤原大祐)と話している仕事中のシーン。
また、ソウタが共にバンコク勤務となったジン(及川光博)とバンコクで過ごす様子を収めたシーンもあわせて公開。ジンやワタル、ヒカリといった登場人物たちがソウタとカイの両片想いの恋の行方にどのように関わってくるのか期待が高まる。
これまで解禁された映像や今回の再会時の場面写真などからも伝わってくる性格が正反対のソウタとカイだが、森崎はソウタについて、「几帳面な性格で、カイの前でしか見せない表情があったりするなど感情が表に出るのが早い人。だからすごく素直。ピュアだからこそカイが困ってしまったりする。また、真面目で勉強熱心、一つのことに入り込んだら真っ直ぐのめり込んでいくようなタイプ」とコメント。
また、向井はカイについて、「ずっと一途で愛情深いのですが、その気持ちを表現するのが少し不器用なタイプ。感情をあまり表に出さないので、周りからは『クールな人』に見えるかもしれませんが、心の中には確かな愛情を持っている人」と明かしている。性格的には正反対の2人だが、心に秘めた想いは同じ。