俳優の本田響矢(26)が22日、大阪の朝日放送テレビ本社で開かれた音楽劇『エノケン』の合同取材会に出席し、7年ぶりとなる舞台への意気込みを語った。

 “エノケン”の愛称で親しまれた「日本の喜劇王」榎本健一。
エノケンの波乱の人生を又吉直樹(ピース)が新作戯曲として書き下ろした、笑いと涙に包まれたエンターテインメント。エノケンを市村正親、エノケンの妻・榎本よしゑを松雪泰子が演じる。

 同作で本田は、エノケンの息子・榎本えい一(※えい=金偏に英)と劇団員・田島太一の2役を演じる。7年ぶりとなる舞台は、オーディションからの参加。「久しぶりの舞台で芝居をしたいなっていう前向きな気持ちで、ぜひオーディション参加させてください」と挑んだと言い、オファーを受けて「たくさんの大先輩方とご一緒できるこんなありがたい機会はないと思ってますので、全力で挑みたい」と意気込んだ。

 前回の舞台出演は10代だった本田。「(昔と比べて)相当違うだろうなと思っていて。当時、僕が10代の時には、お芝居をやってみたいって思って、参加させていただいた。まだ、お芝居に対しても右も左もわからないような、そういった状況の中で参加させていただいていたので、本当に全力で、ただただ役と向き合って、もうがむしゃらだった」と振り返る。7年経て「きょうまでに、いろんな役と出合うことができて、いろんな作品でいろんなことを学ばせていただいたので、今の自分にできることはなにか、当時とどれほど変わって、どう臨むことができるのかっていうのは、すごく未知ですし、楽しみですし、稽古を迎えることからもうすでに楽しみ」と期待に胸を膨らませる。

 そして「しかもこんなにすてきな皆さまとご一緒することができるので、本当に柔軟に、お芝居に対して遠慮する気持ちはなく挑みたいなと思ってます」と力強い目で語った。

 なお、同作は11月1日から9日まで、大阪城公園のCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで公演される。
11月5日午後1時と8日午後5時の回には、又吉、市村、松雪、本田によるアフタートークショーも実施する。
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