今回の開発の背景には、子どもたちの「外遊び離れ」がある。スマートフォンやゲームの普及により、外で体を動かす時間は昭和世代と比べて3割以上減少したと言われる。かつて「乗るだけでヒーローになれる」と多くの子どもが夢中になったスーパーカー自転車の体験価値を、現代に再現することが狙いだ。
「ミライドS」には、子どもがパイロットになった気分を味わえる仕掛けが盛り込まれている。ハンドル中央に未来からのミッションを受信する司令塔「ライトニングコア」を搭載。レバーを引くと光と音を放つ「フラッシュトリガー」、サドル後部からレーザーを放つ「バーストテイル」、トップスピードで発動する「サイクロンホイール」といったギミックも備える。昭和世代には懐かしさを、令和の子どもには未知のワクワクを提供する構成だ。
また体験コンテンツとして、最新3Dスキャナーで子どもを数秒でスキャンし、自分そっくりのアバターが「パパ、ママ、これ買って!」と動きに合わせてねだる「未来のおねだり」も用意。驚く表情やはしゃぐ姿、見守る親のリアクションまで、撮影映えするシーンが続出することは間違いない。
会場ブースでは実際に試乗できるほか、世代を超えて盛り上がる体験が展開される予定だ。