長嶋一茂、石原良純、高嶋ちさ子の“ザワつくトリオ”が、世間をザワつかせている社会現象について独自トークを繰り広げる同番組。
事の始まりは、昨年11月のある朝。午前9時ごろ、ちさ子の携帯電話に見知らぬ番号からの着信が。ちさ子がうっかり電話を取ると、相手は“関東総合通信局のイトウ”と名乗り、「あなた名義の携帯電話が特殊詐欺に使われている。2時間以内に被害届を出さないと今、使っている携帯電話の通信が切れます」と告げてきた。
それは困る、と焦ったちさ子だが、その後、なぜか容疑者扱いされることとなり、湾岸署のニセ刑事“タナカヒロシ”から電話で事情聴取を受ける流れに。ちさ子は自分をだました詐欺の手口について「巧妙なんてもんじゃない!」と振り返り、当時は精神的にも追い詰められ、怖さのあまり「3回くらい泣いたんだから!」と打ち明けていた。
タナカヒロシ刑事とやりとりを重ねるうち、だまされているにもかかわらず、いつのまにか彼を信頼しきってしまったという、ちさ子。今回、番組では、そんなタナカヒロシと同じような特殊詐欺を働いていた人物との接触に成功。現在は更生したが、かつて特殊詐欺の主犯格として逮捕され、5年前まで服役していたというその男性が、“ちさ子が一部始終を語ったVTR”を徹底検証。詐欺グループの裏側、実態をつまびらかにしていく。
ちさ子は「電話から、トランシーバー越しの警察官の声が聞こえた」と話していたが、臨場感をもたらし、被害者を信じこませる“効果音”の秘密とは。また、ちさ子はタナカヒロシ刑事から“2時間おきの連絡”を命じられたが、詐欺犯がちさ子に2時間おきに行動を報告させた意外な意図など、言葉巧みにターゲットの心理を操るやり口が続々明らかになる。被害から数ヶ月、ちさ子は「負けないぞ!今度は!!!」と特殊詐欺犯への対抗心を燃やす。