乳がんの1つ「浸潤性小葉がん」を公表しているタレントの梅宮アンナ(52)が1日、都内で行われた、はなさく生命保険『I'm OK? PROJECT』トークショーに登場した。今年、アートディレクター・世継恭規氏との結婚を発表してから初めてのイベントとなり、笑顔を見せた。


 イベントでは、梅宮を特別ゲストに迎え「乳がん」や「結婚」など女性のカラダとココロに関するさまざまな悩みについて、自身の体験をもとにトークを展開。MCは落語家の春風亭一花が務めた。

 MCから結婚を祝福された梅宮は「ありがとうございます」とにっこり。「離婚しちゃってから、23年ほど結婚にご縁がなくて。それで、出会って10日で結婚するということで皆さんを驚かせてしまったんですけど…。4ヶ月経って、やっぱり時間って関係ないんじゃないかなと思います。早すぎるという意見も多かったんですけど、あまり時間はかけなくてもよかったなんじゃないかなと今は思っています」と現在の思いを語り、自身でも「まさかの結婚でした」と驚いたという。

 自身が公表している乳がんの1つ「浸潤性小葉がん」についても言及。父のこともあり、がんについて子どものころから興味があったといい、自身ががんと宣告されたときも「そこまで落胆はしなかった」と明かす。しかし、「ステージ3aと言われたときに治療の長さと、髪の毛が無くなるという恐怖心があった。泣いたりもしていました」と当時の心境を吐露。そんな中、「リアルにがん治療がどういうものなのかを説明をすることが私の役割だと思って発信をし続けた」とSNSを通じてがんについて公表した理由を明かした。


 がん治療のため右胸の全摘手術を行った梅宮。その後に出会った世継氏が宮古島に行こうと誘ってくれたことを打ち明け「手術をしたときには、ひとりの世界で生きていて。男性と旅行に行くことなんて正直一生ないと思っていた。片方(の胸)がない水着を考えていなかったんですけど、(世継氏が)『そんなの気にしないでいいんじゃないか』と言ってくれた。悩んだんですけど、意外と大丈夫だったんです。なくても全然いいよと言ってくれたことはすごく大きかったです」と夫の優しさを語った。

 梅宮は2024年8月に乳がんの1つ「浸潤性小葉がん」を公表し、同年11月7日に右胸全摘とリンパ節の摘出手術を受けた。SNSを通じて乳がんと向き合う姿を発信し、多くの支持を集めている。今年5月27日には世継氏と「出逢って10日で結婚」を発表して話題を呼ぶとともに、多くの祝福が寄せられた。

 「I’m OK? PROJECT」は、女性の健康課題に寄り添い、自分と向き合うきっかけとしての取り組み。社会の中で個々人がさまざまな責任を担う中、女性が自分のことを後回しにしてしまう状況に対して、悩みを抱える方が少しでも生きやすくなる社会の実現を目指す。
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