MCのブラックマヨネーズをはじめ、笑い飯、藤崎マーケット、ミルクボーイ、ツートライブ、ロングコートダディとともにおくるトークコーナーは、「ありがとう!祇園花月Lovers」と題し、祇園花月の魅力や、今だからこそ話せるマル秘エピソードを語り合う。
祇園花月の観客の年齢層はかなり高かったようで、藤崎マーケットのトキは「NGKで60~70代ぐらいなのが、祇園花月は90代」と証言。するとロングコートダディの堂前透も「今は若い人も増えたけど、出始めたときは100歳代ぐらい。お弁当をバリバリ開ける音もすごいし、笑わへんし“悪魔の巣窟”やと思ってました」とぶっちゃける。一方、芸歴10年目まで祇園花月で前説をしていたツートライブの周平魂は、あるイベントで目撃した藤崎マーケットの田崎の赤面事件を暴露する。
「スベり知らず!唯一無二の秘密装置」というテーマでは、その正体を探るため、藤崎マーケットが実際にロケに出て祇園花月に潜入。“祇園花月のHYDE”こと、支配人の橋本さんとともに館内を巡る。祇園花月の大きな特徴が、客席の左右に設けられた桟敷(さじき)席。さらに下手には花道もある。そして、NGKやよしもと漫才劇場にはない唯一無二の装置が、舞台の床が昇降して出演者などが登場する「せり上がり」。なぜこんなに他の劇場と造りがちがうのか、支配人が祇園花月のたどった歴史と舞台装置の裏側を語る。またこれまで数多くのイベントに使用され、観客を沸かせてきたせり上がりだが、実は小杉が乗った後とんでもないトラブルが起きていた(!?)。
次に「芸人が吸い込まれる謎の建物」を調査。劇場のすぐ外には京都らしい町並みが広がっているが、なぜか芸人が吸い込まれるように入っていく建物があった。舞台出番を終えたジャングルポケットのほか、続々と建物に消えていく芸人たち。だが、そこはどう見てもごく普通の民家だが、一体何なのか。
さらに「芸人出没率99%」とも言われる劇場下の喫茶店「コロラド」を訪ね、数多くの芸人を目撃してきた名物店員・西村さんに知られざるエピソードや、芸人たちから愛される名物「牛すじカレーライス」の味の秘密を聞く。
14年にわたり数々の伝説を残した祇園花月。最後は、祇園花月の閉館日に密着した映像を届ける。ハイヒールやミキら豪華な面々によるメッセージや、伝説的な盛り上がりとなった、最後のイベントの様子など、永久保存版の祇園花月フィナーレにカメラが迫る。
このほか、笑い飯、藤崎マーケット、ミルクボーイ、ツートライブ、セルライトスパ、ロングコートダディ、フースーヤが珠玉のネタを披露する。
【MC】
ブラックマヨネーズ(小杉竜一、吉田敬)
【出演】
笑い飯(西田幸治、哲夫)
藤崎マーケット(田崎佑一、トキ)
ミルクボーイ(駒場孝、内海崇)
ツートライブ(たかのり、周平魂)
セルライトスパ(肥後裕之、大須賀健剛)
ロングコートダディ(堂前透、兎)
フースーヤ(田中ショータイム、谷口理)