今作は、児童相談所を舞台に、そこで働く個性的な面々が子どもたちの純粋な思いに胸を打たれ、その親までをも救っていく姿を温かく描く完全オリジナルストーリーのハートフルヒューマンドラマ。福原は神奈川県警所轄警察署強行犯係の刑事から児童相談所へ出向することになる主人公の夏井翼を演じる。
■第9話あらすじ
一時保護所のこどもたちが楽しそうにかくれんぼをしている姿を見守る夏井翼(福原遥)や蔵田総介(林遣都)たち。安西叶夢(千葉惣二朗)と奏夢(小時田咲空)は、翼からほどなく夢乃(尾碕真花)と面会できると聞き、飛びはねて喜ぶ。
そんな折、浜瀬市児童相談所に橘柊果(畠桜子)がやってくる。応対した翼に「私を保護してください」と訴える柊果。柊果は両親と姉・菫玲(今野百々菜)との4人暮らしだった。柊果は両親から暴力を振るわれたり、話しかけても無視されたりしていると翼たちに訴える。柊果には目立った痣(あざ)などは見当たらなかったが、桜木里治郎(勝村政信)は彼女の安全を確保するため一時保護を決定する。
事情を知って駆けつけた柊果の両親・桜(西原亜希)と治(金子岳憲)は驚いた様子を見せ、虐待を否定し、柊果に会って誤解を解きたいという。だが蔵田は現段階での面会はできないと伝える。その際、治から「時間、病院」と促された桜は外せない予定があると先に帰っていき…。
蒔田向日葵(生田絵梨花)による心理テストでも柊果からは虐待に直結するような反応は見られなかった。一方、蔵田も柊果の話には説明が食い違う部分があると報告する。翼は虐待の真偽はともかく何らかのSOSには違いないのだから、今度は姉の菫玲に話を聞くため病院へ行くと、菫玲は先天性の疾患で歩行に障がいがある障がい児で柊果は”きょうだい児”であることが分かり…