瞬間最高視聴率は、横山裕(SUPER EIGHT)によるャリティーマラソン「子ども支援マラソン」ゴール後の31日午後8時45分となり、個人視聴率17.4%、コア視聴率13.1%、世帯視聴率25.4%となった。
「チャリティーマラソン」は、昨年に引き続き「目的別募金」を開設。今回は「子どものころ、経済的にも不安の中で生きていました」と語り、2人の弟は養護施設のお世話になったこともあるという横山の思いを受けて、目的別募金「マラソン子ども支援募金」となった。横山は8月30日午後8時11分にマラソンをスタート。スターターは、横山と親交の深い相葉雅紀(嵐/42)が務めた。メイン会場の東京・両国国技館を目指して、105キロを走行。8月31日午後8時45分にゴールした。ゴール時点での募金総額は7億40万8600円だった。
1978年から続く同番組の今年のテーマは「あなたのことを教えて」。東京・国技館などから生放送され、上田晋也(くりぃむしちゅー)、羽鳥慎一、水卜麻美アナウンサーが総合司会、King & Prince、志尊淳、長嶋一茂、浜辺美波、氷川きよし、やす子(※50音順)がチャリティーパートナー、イモトアヤコがスペシャルサポーターを務める。なお、高橋海人(※高=はしごだか)は体調不良のため欠席となり、企画「ボーダーレスLIVE『We are the No Borders!!』」はTravis Japanの松田元太が代役を務めた。
そのほか、「岩田剛典が挑むLIVEアート&オークション」、ボーダーレスLIVE『We are the No Borders!!』などの企画を放送。芦田愛菜が主演を務めたドラマスペシャル『トットの欠落青春記』では、黒柳徹子が“NHK専属女優”となるまでの青春時代を描いた。
なお、目的別募金「パラスポーツ応援募金」および「能登復興支援募金」の寄付金総額は、後日発表となる。また、従来の福祉・環境・災害復興のために使われる一般募金については、全国各地で対面募金など多岐に渡る募金の集計を行い、10 月に発表する。
【コメント】
■大井秀一氏(日本テレビ コンテンツ戦略本部コンテンツ戦略局総合編成センター 部長)
思えば、「24時間テレビ」が、ずっと投げかけ続けていた言葉でした。
今年のテーマ「あなたのことを教えて」。
あなたを知ることが、あなたに寄り添う一歩になる。
支援が必要な子どもたちや家庭をなんとかしたいという強い思いを抱き、マラソンを走りきった横山裕さん。その姿には胸を打たれ、励まされました。「子ども支援募金」でお預かりした寄付金は、放送が終わった時点で7億40万円を超えました。
2年連続の総合司会・上田晋也さん、羽鳥慎一さん、水卜麻美アナウンサーをはじめ、「あなたのことを知って、寄り添いたい」という思いをもった方、それぞれが、今自分にできることを考え抜き、番組を通じてお伝えしました。そのメッセージに共感し、障がいのある方、被災された方々などへの募金に、本当に多くのみなさんにご参加いただけましたこと、心より感謝申し上げます。
そして、もう1つのメッセージ。
あなたと私の間には何の境もない。
支えられるだけ、支えるだけの関係でもない。
「ボーダーレスLIVE」のパフォーマンスが、ご覧になったみなさんの胸に何かを刻んだと信じています。
初めて総合演出を務めた前川瞳美ディレクターのもと、スタッフ一丸でお届けした「24時間テレビ48」は、全枠の平均視聴率が個人全体で6.6%と、大きな支持をいただきました。
しかし、24時間テレビはこれで終わりではありません。みなさまからの善意を、必要とする方に必要な形で届けるためのスタートを切ったばかりです。この1年を通じて、さらに来年も、思いをしっかり届けられる24時間テレビを目指します。
引き続き、ご支援のほどよろしくお願いいたします。