俳優・磯村勇斗が主演を務める、カンテレ・フジテレビ系月10ドラマ『僕達はまだその星の校則を知らない』(毎週月曜 後10:00)第8話が、きょう9月1日に放送される。キーマンとなる生徒・北原かえで役の中野有紗がコメントを寄せた。


 ドラマタイトルの略称は『ぼくほし』。独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公の白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。主人公にとっての良き理解者となるヒロイン・幸田珠々(堀田真由)、理事長・尾碕美佐雄(稲垣吾郎)、さらに生徒や教員たちが物語を織りなす。

 第8話のテーマは「18歳、大人ってなに?」。成人年齢が20歳から18歳に引き下げられ、高校3年生は“大人”と“子ども”が同じ教室にいることになる。北原は、親の離婚に悩みながらも、18歳の誕生日を迎える。

 演じる中野は、映画『PERFECT DAYS』でカンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立ち、映画『この夏の星を見る』(公開中)にも出演し、今作が連ドラ初出演ながら存在感を示している。

■中野有紗コメント
演じる北原は第8話の中で18歳の誕生日を迎え、高校3年生で突然大人の仲間入りをします。自身や家族に対するいろいろな重圧や不安、責任が一気にのしかかってきて、すごく葛藤しているのだろうと思いながら演じました。大人になることで選択肢が増え、決断を迫られますが、選択を間違えることができないがために慎重さが求められる難しい立場だと思います。1話での学校を訴えるようなクールで強い女の子の印象は、彼女の家庭環境があっての言動でした。成年年齢が20歳から18歳に引き下げられましたが、私自身は自分で何かを決められる権利を認められることに対してのワクワク感よりも、一種の怖さ、大人の世界に足を踏み入れる不安の方が強かったです。
そんな思いがあったので、北原の心の迷い、葛藤を理解できたのかなと思います。
8話で北原は別居中の父親からの抑圧に対して、考え、悩み、18歳になって初めての大きな決断をします。その姿を温かく見守っていただけたら幸いです。磯村さん演じる健治さんとパンケーキを食べに行くシーンでは、初めて大人に対して自分の胸の内を打ち明けました。北原と同じように迷いを抱えながら大人になった健治さんだからこそ、話せたのだろうと想像しています。強さだけじゃない、北原のいい意味での弱さや繊細さ、人間性に注目してもらいたいです。
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