小春は「1月に息子が産まれまして、新しい生活がいつの間にか半年以上経ちました。実は出産中に事故といいますか、突然赤ちゃんが苦しいことになり、色々と不運が重なってしまいました。救急車で大きな病院に移り、最善を尽くしていただいたのですが、息子は脳に大きなダメージを受けてしまいました。脳波は平坦、MRIでは大脳の全体が真っ暗です。これから色々とできなくなることが出てくる可能性があると言われています」と説明。
続けて「診療説明書に書かれている『重症身体障害児』を目にした時、今までの人生で感じたことのない気持ちが深く心に刺さったのを覚えています。出産までは本当に順調で、とっても元気でした。自分の病院選びが良くなかったのではないか、帝王切開を強く望めばよかったのか、自分が何かできたのではないか。息子の診断結果をもとに調べれば調べるほど苦しくなり、これからの生活が想像できないまま、今の状態を受け入れるまでに大変時間がかかってしまいました」と記した。
さらに「生きるとは、なんなのか。ずっと問い続ける日々でした。音楽があまりにも無力で泣きながらライブで歌いました。
その上で「そして最近、突然目を見て笑うようになりました。え、そんなことあるんだ…。診断結果を見る限り、心が全く残ってないと思い込んでいて諦めていたので、今まで息子を信じていなかった自分が恥ずかしくなりました。そういえば抱っこすると泣き止むけどベッドに置くとまた泣き出し、特定の人には『オー』と言うのに小春には言わないとか、脳が動いてないとやらなそうな事をやっていることに気づきました。なにかリハビリをしたり刺激を与えてあげたらまだ何か出来ることが増えたりするのかも。そう思うようになりました」との変化も明かした。
続けて「医療ではわからないことが沢山あるんだそうです。
チャラン・ポ・ランタンは妹・もも(Vo)、姉・小春(Acc)による唄とアコーディオンの姉妹ユニット。2009年結成。14年にシングル「忘れかけてた物語」でメジャーデビュー。アーティストへの楽曲提供や、高橋克実、東京スカパラダイスオーケストラ、フジファブリック、片平里菜、Rei、松井玲奈などのコラボレーション楽曲も発表している。