主演・斎藤工×共演・永尾柚乃のテレビ朝日系連続ドラマ『誘拐の日』(毎週火曜 よる9:00~)が4ヵ月におよぶ撮影が全て終了。疑似親子バディを演じた斎藤&永尾らキャスト陣からコメントとクランクアップショットが到着した。


 本作は、心やさしきマヌケなおじさん誘拐犯・新庄政宗(斎藤)と記憶喪失の8歳の天才少女・七瀬凛(永尾)という凸凹バディが犯人捜し&逃亡劇を繰り広げる、巻き込まれ型ヒューマンミステリー。主人公・新庄政宗が、心臓病の娘・芽生(日下莉帆)の手術費用を工面するため、妻・汐里(安達祐実)に押し切られる形で、裕福な病院長の娘・七瀬凛を誘拐するところからスタートした。しかし、凛の両親である院長夫妻が何者かに殺害され、新庄は誘拐だけでなく殺人容疑者として、ベテラン刑事・須之内司(江口洋介)ら警察に追われる身となる。さらに、凛は自身の父・七瀬守(半田周平)が人工的に作りだした天才児であると判明。その研究=“次世代知能開発プロジェクト”に出資する医学博士・水原由紀子(内田有紀)や、シンガポールの投資会社“Zキャピタルズ”の責任者・ケビン福住(鈴木浩介)らに狙われ、新庄と凛は壮絶な逃亡劇を繰り広げた。前回の第8話では“黒幕”汐里の策略により、新庄が県警捜査一課に逮捕され、凛と引き裂かれる涙のラストシーンが大反響となった。

 斎藤の最後の撮影は、一連の事件を貫く“最大の謎”へと繋がる重要な場面。撮り終えた斎藤への“花束贈呈役”として現れたのは、その日は現場に来られないと伝えていた永尾で、斎藤は「え?全然気がつかなかった! 今日は来られないって聞いてたよ!?」と驚くと、永尾は「それウソなんです(笑)!」とサプライズ大成功にニンマリ。斎藤は「どこか今までのクランクアップとはひと味もふた味も違うこの現場の温度感は、とても居心地がよくて…。終わってしまうことが、いまだに自分の中で咀嚼できません。俳優を続けてきてよかったなと思えた作品でしたし、こんな現場があるんだったら、これからもこの仕事に夢や希望を抱けるな、と心から思えた4ヵ月でした。この現場に出会えて心から幸せでした」とスタッフ&キャストに感謝をこめて挨拶した。


 本作で魅せた演技力がさらに話題となった永尾は、江口演じる刑事・須之内の部屋でのシーンで撮影終了。「永尾柚乃さん、オールアップでーす」とスタッフが声をかけると、斎藤が永尾の背後からバルーンをあしらった色とりどりの花束を持って登場。しかし、贈呈直前で床に滑って転びそうになり、それに驚いた永尾も敷いてあった布団の上にころんと寝転んでしまい、2人で笑い合うという、かわいらしいハプニングに満ちたクランクアップとなった。

 永尾は「4ヵ月間、本当にありがとうございました。すごく楽しくて、毎日夢のような日々で、深川(栄洋)監督や片山(修)監督にはいろいろ教えてもらって、すごく勉強になって自分でも成長したなって思います。明日からみなさんと会えなくなるのは寂しいけど、またお会いできるよう頑張りたいなと思います。みなさんに会えて本当にうれしかったし、すごく楽しかったです。ホントにホントにありがとうございました」と自身の想いを伝えていた。

 また物語終盤、バディの味方に転じた弁護士・山崎忠を演じた深澤辰哉(Snow Man)は、最終話に登場する法廷のシーンでクランクアップ。本作で弁護士役に初挑戦し、ついに裁判の場面も体験した深澤はメンバーカラーの紫の花束を贈られて感激する姿を見せ、「共演者の皆さんに毎日勉強させていただき、ご一緒できて嬉しく思います。スタッフの皆さんの“いい作品を作りたい”という想いが伝わってきて、演じている僕たちもすごくやりやすく、いい現場だなと思いました。また大きくなって、みなさんとお仕事できるように頑張ります!! これからも深澤辰哉、Snow Manをよろしくお願いいたします!!」 と最後まで明るく、記念撮影でも受持掴んに満ちた笑顔を見せた。


 医学博士・水原由紀子を演じた内田は、斎藤と同時にクランクアップ。「本当に夏の過酷な撮影を一緒に頑張っていただきありがとうございました。ある日、大変なセリフを終えたあとの柚乃さんに、『ご褒美に美味しいものを食べに行くの?』と聞いたら『明日の稽古をします』と答えられたんです。(その姿勢に)私も初心を忘れずに、慢心ならず、感謝を忘れず、精一杯自分ができることをコツコツと頑張るという、基本的なことが大事なんだなと改めて勉強になりました。ぜひまたどこかでお会いしましょう!」と、現場でのエピソードも交えて挨拶。斎藤と同じく永尾のサプライズ登場にビックリしつつ、斎藤&永尾のバディの様子を微笑ましく見守っていた。

 刑事・須之内司を演じた江口は、斎藤とツーショットの夜のシーンで撮影終了。「本当に夏のオールロケは暑かったですね。クランクインしてからずっと追いかけていました!みなさんのフォローがあってここまでやってこれました。ありがとうございました!」と挨拶。情熱の刑事にピッタリな真っ赤な花束を贈呈され、斎藤とがっちり握手を交わした。

 豪華キャストが唯一無二の物語を作り上げてきた本作も、いよいよ9月2日で最終回を迎える。
あの“誘拐の日”に何が起きたのか、新庄、凛、そして2人を取り巻く人々の運命など衝撃の結末から目が離せない。

【最終話あらすじ】
妻・新庄汐里(安達祐実)の通報により、泣き叫ぶ七瀬凛(永尾柚乃)と引き裂かれ、県警捜査一課に逮捕されてしまった新庄政宗(斎藤工)。頼みの綱の所轄刑事・須之内司(江口洋介)も犯人隠匿容疑で取り調べを受ける身となり、もはやなすすべなしの状況と思われた。 
しかし、凛は山崎忠(深澤辰哉)の支援のもと、病院副理事長・七瀬富雄(長谷川初範)と県警刑事部長・辰岡泰明(徳重聡)の不正を暴くという起死回生の一手を打ち、辰岡は失脚。代わりに、須之内が捜査の指揮官として復帰することに。須之内は凛を捜査アドバイザーに迎え、一か八かの賭けに出る決意を固めて…!?
そのころ、汐里は、“次世代知能開発プロジェクト”のデータが収納されたペンダントと引き換えに、ケビン福住(鈴木浩介)からまんまと10億円をせしめ、国外逃亡しようとしていた。
そんな汐里を、“ある場所”に呼び出した、凛…。30年前と現在―― “次世代知能開発プロジェクト”の被験者だった2人が、ついに時を超えて“直接対決”することに…!?
あの“誘拐の日”に何が起きたのか、凛の両親殺害事件の全真相、真犯人の動機、いよいよなにもかもが明らかとなる! 真実を知ったとき、新庄は何を思うのか!?
新庄と凛、そして2人を取り巻く人々の運命は…!? 予想だにしない結末が待ち受ける、超衝撃の最終話!
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