4年前のがん宣告時には余命半年から1年と言われていたそうだが「そこから本当によく頑張ったと思う」とコメント。去年、同番組で家族共演を果たしたが「覚悟は何回かできて、自分の中ではしっかりせなと思っていたんですけど。だから、本当にこんなこと言ったらなんですけど、このラジオで思い出を作りたかったんです。その時もオヤジは来てくれるかなって。そういうのでしゃべりたがらないオヤジだったんですけど、ものの見事におしゃべりしていましたね(笑)。リスナーのみなさん、本当にありがとうございます!あそこから、会話が増えたんですよ。一生忘れませんし、一生宝物にします」と呼びかけた。
その上で「今僕が思う、率直な感想は、たぶんこれは親がいつ死んでもそう思うんだろうな。もっとしゃべりたかったな…なんです。聞いている学生の子たち、自分のところはまだ大丈夫と思っている人とかいたら、いっぱいしゃべってあげてください。絶対いつか後悔します。今のうちに、しゃべられる人とはしゃべっておいたほうがいいと思います。
和利さんは、1965年6月3日生まれ、愛知県出身。東邦高校から83年ドラフト4位で中日ドラゴンズに入団。内外野守れるユーティリティープレイヤーとして活躍。91年に広島東洋カープへ移籍し、96年に中日ドラゴンズに復帰するも、そのオフに引退。以降両チームで打撃コーチ、守備・走塁コーチなどを務めた。プロ通算227安打、22本塁打、102打点。
番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。