NHKは21日、『FIFAワールドカップ2026』の中継解説陣を発表し、元サッカー日本代表の本田圭佑が、日本代表戦全試合の解説を担当することを明らかにした。同日、都内で取材に応じた本田は、4年ぶりのW杯解説について「不安しかないですね(笑)」と率直な心境を語った。


 本田は2010年南アフリカ大会、14年ブラジル大会、18年ロシア大会と3大会連続でW杯に出場。日本代表の中心選手として活躍してきた。今大会では、NHK総合で放送される日本代表の初戦・オランダ戦、第3戦・スウェーデン戦の解説を務め、日本が決勝トーナメントに進出した場合も日本戦を担当する予定となっている。

 本田は前回のカタール大会で、ABEMAの解説者として注目を集めたが、「未だに何が僕の解説によってウケたのか分かっていない」と苦笑い。「うまくやろうとか考えないほうが、この仕事を受けるにあたっては一番いいんじゃないかなと思ってます」と自然体で臨む考えを明かした。

 一方で、今回のオファーについては「直前までやる予定はなかった」と告白。「徐々に自分の考えが周囲の知り合いの期待の声を聞き続けるにあたって変化してきた」と振り返り、「ワールドカップに関わりたい」という思いから出演を決断したという。

 今回の日本代表は、久保建英や堂安律、長友佑都らが選出された一方で、三笘薫や南野拓実ら主力選手がけがのため選外となった。本田は「三笘薫選手がいないことの影響は、それなりに大きいのではないかと個人的には思っている」と分析。「これまで日本代表を引っ張ってきた選手たちが出場できない影響は大きい」と語った。

 さらに、「今回は非常に多くの新しい選手が選ばれた。パッと見た印象としては、かなり厳しい戦いになるなというのが正直な感想」とコメント。
「『歴代最強』と言われることについては、僕もそう思う。ただ、それはベストメンバーがそろった場合の話でもある。ワールドカップで本気で優勝を狙う国々と比べた時の層の厚さは、まだ薄い部分がある」と日本代表の課題にも言及した。

 その上で、「代表レベルであれば『優勝』は口にするべきものだと思う。そうでなければ、何のためにやっているのか分からない。可能性が低かったとしても、優勝を目標に掲げるべき」と強調。「外野は冷静に見ながら、可能性は低くても何とかサプライズを起こしてほしい、という思いで見守るべき」とも語り、「サプライズが起きれば、その分すべてが喜びに変わる。そういう視点で見てほしい」と期待を込めた。
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