◆レスリング 明治杯全日本選抜選手権 第1日(21日・東京・駒沢体育館)

 世界選手権(10月・バーレーン)代表、愛知・名古屋アジア大会(9月)選考会を兼ねて行い、男子フリースタイル61キロ級で24年パリ五輪男子フリースタイル57キロ級金メダルの樋口黎(ミキハウス)が、決勝に駒を進めた。

 1年9か月ぶりの実戦。

1回戦は「あまり動きがよくないなって感じ」だったが、あっさり勝ち上がると準々決勝、準決勝と尻上がりに調子を上げ危なげなく勝ち上がった。「2試合目の途中から割り切ってできていた。準決勝はかなり相手もU23で3位に入っている選手で、結構、もっと競る内容を普段だったらやると思うんですけど、かなりいいパフォーマンスを出せた。自己評価で80点は上げられるかな。すごく大きな一歩だと思います」と自身に及第点を与えた。

 ただ、今回は自身の57キロよりも重い階級だったとはいえ、「減量は苦しかった」と振り返った。「(練習で)米国に行ったりしてハンバーガーを食べ過ぎた。ウエイトしてパワーをつければいいってもんじゃない。57キロにもう少しコミットした体作りを考えていかないといけない」と反省も口をついた。

 22日の決勝では、全日本選手権優勝の長谷川敏裕(三恵海運)と対戦する。非五輪階級のため、アジア大会の代表はないが、勝利し、プレーオフに持ち込め再び勝てば、世界選手権代表に内定する。「練習でできていることが出せていない。

今まで積み上げてきた貯金で戦っている状況。もう少し新しい組み手、技を出したいんですが、どうしても自分の得意な技に頼ってしまう。もっと勝負に徹した試合を、12月と来年の6月とその次の世界選手権としていかないと、ロスの内定に入ってこないので、この大会でもう少し色んなことができるように、決勝戦は試したいですね」と前向きに話した。

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