◆テニス▽全仏オープン予選第2日(19日、フランス・パリ)

 テニスの4大大会今季第2戦、全仏オープンの女子シングルス予選で、世界ランキング232位の伊藤あおい(SBCメディカルグループ)が、2度の降雨中断がありながら、自称「へにょへにょテニス」で、全仏予選初勝利だ。予選1回戦で敗れた昨年に引き続き、2年連続2度目の全仏予選で、同179位のベルギー選手に7-5、7-5でストレート勝ちした。

 この日は、天候が不順で、降雨のため開始が1時間以上遅れた。また、第2セットには、2度の中断があり、非常に集中が難しい試合となった。しかし、伊藤は、第1、2セットともに、持ち味のフォアの逆回転や山なりの球を使う緩急で、相手のミスを誘った。

 球足が遅い赤土は、なかなかポイントが決まらず、粘りが必要とされる。伊藤が苦手のコートで、今大会は、直前までハードコートの試合に出場。「全仏は勝てないと思います。賞金だけもらいに行きます」と、伊藤節がさく裂。赤土は、ぶっつけ本番だった。しかし、その言葉とは裏腹に、予選1回戦を突破。賞金約600万円を確定し、笑顔がはじけた。

 伊藤は、昨年の夏に、世界9位のパオリーニ(イタリア)を破ったり、全くやる気のないように見える脱力系の「へにょへにょテニス」で世界に羽ばたいた。世界ランクも最高82位にまで上がり、注目を浴びた。

 しかし、8月の全米後、腰椎分離症で実戦を離脱。今年の3月に復帰したが、なかなかリズムがつかめず。また、課題の体力が戻っておらず、なかなか勝ち星を積み上げられなかった。 予選は3回勝ち上がると本戦入りとなる。

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