J2北海道コンサドーレ札幌MF木戸柊摩(23)が、チームで唯一の全試合出場を果たし、8連勝へと導く。7連勝中でJ2・J3百年構想リーグの東地区Bで2位につける札幌は、今季最終のホーム・磐田戦(23日)に向けて、21日は宮の沢で紅白戦などを行った。

 大卒2年目の木戸は、ここまでの17試合でただ一人、全戦に出場。うち16試合で先発と、中軸を務めてきた。「去年もチャンスをいただける場面は多かったですけど、今年はよりそういう場面は多い。自分ができることも増えて、かける思いも強くなっている。チームとしても結果に表れているので。満足感は得られているし、充実感たっぷりです」と笑顔を見せる。

 3月21日のホーム・甲府戦(1〇0)では決勝のリーグ戦初得点を挙げ、4―3で競り勝った5月9日のJ2大宮戦ではFKでDF梅津の初得点をアシストした。ボランチの位置で攻守に渡って貢献している今、自覚も高まっている。「これだけ試合に関わらせてもらったら、チームを代表していかないといけない。それは常に思っている」。

 ただ結果に甘んじることはない。この日の練習後もFKを繰り返すなど、向上心は尽きない。

「セットプレーで得点を取ればチームの武器になる。自分が良いキックを蹴られるようにしないと」。キック以外もコーチ陣の声に耳を傾け、進化を図ってきた。「ボールの受け方やポジショニングの取り方も常に意識してやってきている」。ここまで示してきた取り組みの成果は、勝利締めという形で結実させる。

 1998年のJリーグ昇格後、札幌の90分間での連勝は、2007年と今年の7が最長。磐田戦に90分勝ちすれば記録を更新するとともに、J2甲府の結果次第でグループ首位に立つ可能性がある。「ここまで来たら1位で終えたいという気持ちは全員にあるので。目の前の磐田戦に勝って、8連勝したい」。最終戦での逆転トップの座は、木戸が自らピッチでフル稼働して、つかみ取る。(砂田 秀人)

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