SixTONESの松村北斗と俳優の今田美桜が2日、都内で行われた映画『白鳥とコウモリ』(9月4日公開)のオープニングセレモニーに登壇した。W主演を務める2人は原作で先月23日に大腸がんのため死去した作家・東野圭吾さんへの想いを語った。


 原作は、東野さんの小説『白鳥とコウモリ』。“罪と罰”という核心的なテーマを重厚な物語で描く。松村は殺人事件の容疑者となった男の息子・倉木和真、今田は被害者の娘・白石美令を演じる。容疑者の息子と被害者の娘という“出会ってはいけない2人”が、解決したはずの殺人事件の真相を追う。

 司会から「先生への深い感謝と敬意を胸に完成披露試写会をお届けしてまいります」と紹介があるなか、岸善幸監督は、哀悼の意を表し「東野先生が描かれたテーマは人間の複雑な感情だったり生きることの悲しみや厳しさ、希望でした」とコメント。スタッフ・キャスト一同で話し合いながら制作に励み「その作品をみなさんの前で披露できることをうれしく思います」と語った。

 今田は「東野圭吾先生が生み出された物語のなかで白石美令として抱えきれない疑問をまえに葛藤しながらも強く真実を追及する姿に心を動かされましたし、それを大切に演じさせていただきました」と噛みしめ「東野圭吾先生の極上のミステリー、そして登場するみんなの人間模様が丁寧に描かれておりますので最後まで見届けていただきたいですし出演者のひとりとして大切に届けてまいりたいと思います」と使命感をにじませていた。

 松村は「東野圭吾さんの作品で個人的な感触、好きな理由は登場人物や読者の心の複雑な意味で深く寄り添う方」と魅力を明かし「『白鳥とコウモリ』という作品も事件や真実には白黒つきますが人の心には100と0で白黒つけるもんじゃない。自分にとってはそのメッセージが救いだった。すごく複雑で深い意味で優しさや愛を持って作品に描いた東野さんの想いを受け継ぎ、多くの方へと届けていけたら」と前向きに明かしていた。

 このほか、柄本佑、前原滉、中村芝翫、井川遥、三浦友和、岸善幸監督が登壇。オープニングセレモニー後には舞台あいさつも行われた。
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