マイケル・ジャクソンの「Beat It」を踊る男女5人組。息ピッタリに振りが揃ったキレのあるダンスを披露しているが、実は5人とも生まれつき耳が聞こえないのだという。
このダンス動画が、Instagramで134.5万回再生を超える反響を呼び、「才能と努力がすごい!」「身体にリズムが入ってるのですね」「マイケルも喜んでると思います」などと、さまざまなコメントが寄せられた。ダンスの振り合わせをどのように行ったのか、投稿者のゆうきさんに話を聞いた。

◆耳が聞こえない人たちによる圧巻のダンス、その練習方法は?

――動画「全員が生まれつき耳が聞こえない人」が、「息ぴったりでびっくりだよ!」「皆さん素晴らしいです。きっと練習頑張たんでしょうね」などと、話題になりました。動画のように揃ったダンスを披露するために、練習方法やコミュニケーションなど、どのような工夫をされたのでしょうか?

「全員が集まって一緒に練習をしたわけではないので、各自がどんな練習をしているのか把握はしていませんが、僕はとにかく本家の動きを見て真似しての繰り返しです。ダンスのタイミングを掴むことができたら、“ここでこういう動きをするんだな”“ここで止めるんだな”と、後付けで音のタイミングを合わせる作業をひたすらします」

――「無音でカウントだけで踊ってるんですか?」「どうやってリズムとってるんだろう視覚情報だけで取れるもんなのか?」などと、耳が聞こえない中での練習方法への声も寄せられました。どのようにしてリズムやテンポをメンバー全員で合わせているのでしょうか?

「動画で撮る際は、無音なので全員の動きを全員で見ながらダンスをしています。振りの始まりを合わせるために、カメラの下に本家のダンス動画を流しています。わかりやすくいうと、視野を広げて周りの動きやタイミングを合わせています」

――振り付けを合わせる上で、耳が聞こえる人のダンス練習とは「ここが大きく違う」と感じるポイントはありますか?

「耳が聞こえる方の音に対する聞こえ方がわからないので、耳が聞こえる方のダンスの練習方法はわからないですが、まずは本家のダンスを見て真似をしながらタイミングを合わせています。その後で音のタイミングを合わせています。大きな違いとしては、おそらく目で音を掴むことだと思っています」

◆1人でのダンスも楽しいが、仲間と喜びを分かち合うことで「一体感が生まれ感動する」

――練習中に苦労したことや、それを全員で乗り越えたエピソードがあれば教えてください。

「全員ダンスが好きなので苦労したことはないのですが、全員のタイミングやテンポが揃うまで何回も練習をします。
バッチリ合うと一体感が生まれて感動しました」

――ダンスを踊る際、「音楽」や「リズム」をどのように感じ取っているのですか?

「ダンスを踊る環境によります。スタジオだと爆音なので、振動と音も感じます。ただ、細かい音がある場合は感じることは難しいです。Instagramのように外で踊る場合は、無音に近いので体内時計でカウントしています。自分の体から音楽を発するイメージを持ってダンスをしています」

――「1人で踊るのは嫌いではないけど、誰かと一緒に踊るのも最高に楽しい」と投稿されていました。個人と複数人での違いは、どういったところにありますか?

「ダンスを踊ることが好きなので1人でも楽しいのですが、複数人でやることによって仲間と一緒に踊れる環境に感謝できますし、一体感が生まれるので感動します。そして、仲間と喜びを分かち合えるので、最高に楽しいです」
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