シンガー・ソングライターの大黒摩季が3日、千葉・イオンモール幕張新都心にて、自身初となるインストアイベントを開催した。

 『大黒摩季 35周年 “FLY ON!” YEAR』と銘打ち、ライブやリリース、さまざまな企画でアニバーサリーイヤーを彩っている大黒。今回のイベントは、これまで経験したことがない35のことに挑む『初めての挑戦☆35』シリーズの一環として企画され、「初めて!!にして最初で最後!!のインストアイベント」として注目を集めていた。

 会場には開演前から多くのファンや買い物客が詰めかけ、イベントスペースを取り囲む1階だけでなく、2階から5階へと続く吹き抜け部分にも観客が続々と集結。各フロアの手すり沿いは隙間なく人で埋め尽くされ、吹き抜け全体が観客でいっぱいになるという圧巻の光景が広がった。

 そして、観客の度肝を抜いたのが登場シーン。最新アルバム『55 RED』を冠したツアーや同作のジャケット写真で着用している、鮮烈な真っ赤なロング丈のフラメンコドレスで登場し、観客からは大きな歓声が上がった。

 華やかな衣装で会場の視線を一気に釘付けにした大黒は、「インストアイベントを生まれて初めて経験して、度合いがわからなくてツアーと同じ衣装を着てきてしまいました(笑)」とコメント。飾らない気さくな人柄に観客からも笑みがこぼれた。

 ライブは、最新アルバム『55 RED』から「Mira mira mira」「水玉模様のAlegría」で幕を開け、「夏が来る」へ。衣装のドレスだけでなく、フラメンコギター奏者やカンテ(歌)の歌い手もサポートメンバーとして参加し、本場さながらのフラメンコを披露するステージを展開した。

 さらに、ミニライブ中にはインストアイベントでは珍しく衣装チェンジも行った。カモフラージュ柄のアシンメトリーなトップスとミニスカートのセットアップで登場し、「あなただけ見つめてる」「チョット」といったヒットナンバーや、35周年記念ソング「いつかのメロディー」を次々と披露。パワフルな歌声とパフォーマンスで観客を魅了し、会場の熱気は一気に最高潮へと達した。

 イベントの最後を飾ったのは、代表曲「ら・ら・ら」。会場に集まった観客が一体となって歌声を響かせ、1階から5階までを巻き込んだ大合唱が実現。吹き抜けいっぱいに広がる歌声が、会場をひとつにする感動的なフィナーレとなった。

 ミニライブ終了後には、こちらも大黒にとって初めてとなる特典会を実施。1990年代に青春時代を過ごした世代はもちろん、小さな子どもを連れたファミリーや学生まで、幅広い世代が参加した。

 今回のイベントは、大黒の好奇心から始まった新たな挑戦。デビュー35周年に向けて、さまざまな企画に挑戦する大黒にとって、初のインストアイベントは幅広い世代のファンと交流する貴重な機会となった。

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