2025年8月に脳梗塞で倒れ、その後に復帰した角川春樹総監督が6日、都内で行われた映画『星の教室』公開記念舞台あいさつに登壇。復帰前には「ほぼ半身不随」だったと明かし、作品への思いを語った。


 10月6日に行われた本作の完成披露舞台あいさつで、復帰後初の公の場として杖をついて登壇していた角川総監督。この日も同様に杖を手に登場し、「昨年の8月16日に脳梗塞で倒れて、ほぼ半身不随になった」と告白。その後、リハビリを重ね、中川龍太郎監督とともに本作を作り上げたといい、「きょう初日を迎えることは、私にとって子どもを産むのと同じ。映画にとって、きょうが子どもの誕生日なんですよね」と感慨深げに語った。

 一方で、完成した作品が自身の手を離れることには「とても寂しい思いを抱えています」と吐露。自身にとって76本目の映画となったが、「映画と出会ったことによって、私が学ばせてもらった。映画との出会いというものがあると、初めて学ばせてもらった」と振り返った。

 本作の原作は、『みをつくし料理帖』『あきない世傳 金と銀』などで知られる髙田郁による同名小説。さまざまな事情で義務教育を終えられなかった大人たちが集う“夜間中学”を舞台に、人生につまずきながらも再び希望を見出していく人々の姿を描く。角川監督が総監督を務め、「自分にとって“最後の作品”になるという思いで向き合っています」と話している。

 舞台あいさつにはほかに、桜田ひより、仙道敦子、小林虎之介、三戸なつめ、真木よう子、小泉孝太郎、中尾ミエ、浅野温子、山本學、中川龍太郎監督が登壇した。
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