ゴジラに立ち向かう新たな怪獣を一般投票で決める「TOHO presents 新怪獣総選挙」の最終結果が、「ゴジラの日」の11月3日、都内で開催された「ゴジラ・フェス2026」で発表され、「次元生命体 ゼノルフ」が1万6850票を獲得して1位に輝いた。2027年以降に公開される新作特撮『フェス・ゴジラ』に登場する予定で、ゴジラと対峙する新たな怪獣がファンの投票によって選ばれた。


 同企画は、東宝怪獣映画の歴史に新たな名を刻む怪獣を、ファンとともに誕生させるプロジェクト。白組がデザインを手がけた全8体を候補に、上位4体を選ぶ第1フェーズと、得票数をいったんリセットして1位を決める第2フェーズの2段階で投票が行われた。会場では、投票総数が22万1247票に上ったことも明かされた。

 最終結果は、1位がゼノルフ、2位が「ドローン空母マシン サジウス」(1万4649票)、3位が「撃竜怪獣 リゲド」(9181票)、4位が「惑星襲撃怪獣 ギルクス」(8421票)。ゼノルフは中間発表に続いて首位となり、リゲドは中間発表の4位から順位を上げた。

 ゼノルフは、別の宇宙から出現した不気味な生命体。タコのような足で空間をつかんで宙を移動し、ゴジラの放射熱線が自らの世界に干渉したことに興味を引かれて、この世界に現れたという設定を持つ。必殺技は、巨大な魔眼を召喚する「アビス・ゲイズ」。独特の姿と能力を持つ新怪獣が、特撮映像の中でどのように動くのかも注目される。グッズ化も決定した。

 結果発表では、国内外で支持が分かれたことも明らかに。東宝の企画担当者によると、国内からの投票ではサジウスが1位だった一方、海外からはゼノルフに圧倒的に票が集まったという。
これまでの怪獣とは異なるデザインや、海外のクリーチャーを思わせる姿が支持につながったのではないかと分析した。

 ステージには、応援アンバサダーの丹生明里と、お笑いコンビ・春とヒコーキも登壇。ギルクスを推していた丹生は、最終結果に「悔しいなって部分もありますね」と率直な思いも口にしながら、ゼノルフについて「どんなふうに映像で出てくるのかなって思うと楽しみ」と期待を寄せた。

 また、「みんなとともに、この歴史的な瞬間を過ごせて本当にうれしく思います」と、会場のファンと結果発表に立ち会った喜びを語った。

 1位を逃した怪獣たちにも、今後の活躍の可能性がある。東宝の担当者は、グッズ化やゲームへの登場を望む声が寄せられていると紹介。映像でゴジラと対峙する役割はゼノルフに託しつつ、「2位以下の怪獣も、皆さんの声を受けて何かしらの活躍はさせていきたい」と話した。

 さらに、投票期間中、ファンが怪獣の魅力について考え、発信していたことへの喜びを語り、「そういった楽しい議論が今後も広がって、怪獣を愛するカルチャーがもっと広がっていったら」と期待を込めた。
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