映画『ないものねだりの君に光の花束を』東京国際映画祭舞台あいさつ
 5人組グループ・ACEesの作間龍斗と原菜乃華が2日、都内で行われた映画『ないものねだりの君に光の花束を』(20日公開)東京国際映画祭舞台あいさつに登壇した。それぞれの役どころについて語った。


 同作は、国内外で大きな話題を集めた最新作や注目作を厳選して上映する「ガラ・セレクション部門」に公式出品作品として選抜されている。W主演を務める作間は、大人気アイドルグループのメンバーで学校でも人気者の真昼、原菜乃華は、すべてにおいて普通で個性がないことがコンプレックスの高校生・影子を演じる。

 原は影子について、「考えてから言葉を発する子だと思うから、口に出さないけど思っていることが普通の人より多い子だなと思うので、今どういうふうに感じているんだろうと常に頭に思い描きながら現場にいました」と振り返った。

 一方、作間は「キラキラ完璧アイドルという役どころだったので、僕は普段はそんなに完璧キラキラアイドルとしては自認としてはやらせてもらっていないのでプレッシャーがかかる役だなと思いました」と回顧。

 そして「真昼くんには僕自身が経験することができないような過去を持っていたりだとか、ギリギリな状態でアイドルをやっているんだなと知ったので、より真昼くんのことを知ってあげなきゃと思いながら演じました」と語り、「僕自身のアイドル活動とは別のアイドル像を作らなくてはいけないんだなと思わされながら撮影に挑みました」と振り返った。

 また、「表裏一体というか、影の部分があってこその光だと思うので。それは自分の活動に照らし合わせても似ている部分はあるなと思いました」と共感も。「いろいろ経験したからこそ輝きを与えられるし、見る人にとっても『あの人はあんなふうに頑張ってたからな』ということを思ってもらえたら、より感情移入できると思うので」とアイドルならではの考えを述べた。

 同作は汐見夏衛氏の同名小説が原作。自分を普通だと感じ、コンプレックスを抱える主人公・影子と、人気者でありながら壮絶な過去を持つ真昼が、図書委員をきっかけに距離を縮めていく。交わるはずのなかった2人が出会い、互いの知られざる一面や痛みに触れながら、かけがえのない関係を築いていく、まるで“光の花束”のような、恋よりももっとずっと尊い物語を描く。
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