映画「バイオハザード」2026年10月9日公開決定 主人公は...の画像はこちら >>


 ゲーム「バイオハザード」の第1作がリリースされてから、2026年でちょうど30周年。メモリアルイヤーに放たれる、原点にして全く新しいサバイバルホラームービーに続報です。


 映画「WEAPONS/ウェポンズ」などで知られる現代ホラー界の鬼才ザック・クレッガー監督が、新たなアプローチで再構築する映画「バイオハザード」の日本公開日が、2026年10月9日に決定。あわせて、ゲームの雰囲気を色濃く漂わせる日本版Wティザーポスター2種が一挙に解禁されました。


■ ゲームの世界観を切り取った不穏な2つのビジュアル

 今回解禁された2種類のポスタービジュアルは、どちらもゲームさながらの「そこを進む、という恐怖」感たっぷりの仕上がり。


 1枚は闇に閉ざされた雪道を進む車のライトが、前方に佇む一人の人物を不気味に浮かび上がらせる瞬間を切り取っています。ヘッドライトの強烈な白光が人物の背後に引き伸ばした黒い影は、その身に宿る人ならざるものの気配を無言で伝えており、静まり返った空間のなかにただならぬ緊張感を漂わせています。


映画「バイオハザード」2026年10月9日公開決定 主人公は“凄腕”ではなく普通の配達員
日本版Wティザーポスター


 もう一方は、ゲームをプレイしているかのような臨場感をもたらすカメラアングルを採用し、主人公ブライアンの後ろ姿を映し出しています。視線の先には目指すべき目的地が見えているものの、進路を挟む建物の屋上から彼を見下ろすいくつもの怪しいシルエットが、この先に待ち受ける過酷な旅路を予感させる構図となっています。


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■ 凄腕ではなく「一般人」 恐怖と所持品管理をリスペクトした新たな再構築

 本作の監督を務めるザック・クレッガー氏は、ゲーム「バイオハザード」シリーズの筋金入りのファンであることを公言しています。しかし今回の映画化において、監督は過去の作品設定をただ忠実になぞるのではなく、「初めてゲームをプレイしたときに感じた恐怖や絶望感」を映画として体験させることに全力を注いでいます。


 先んじて公開された特報映像の解説によると、オースティン・エイブラムス演じる主人公のブライアンは、多くのゲームシリーズで主人公を務めた「レオン」のような戦闘経験のある凄腕エージェントではなく、ごく普通の「配達員」の男です。


 医療品を届ける任務の途中で地獄のようなサバイバルに巻き込まれる設定について、監督は「私のような一般人がこの地獄絵図に放り込まれたらどうなるか、という物語を描かった」と語り、精神的にも肉体的にも脆い一般人が進むからこそ、より深い恐怖が生まれると明かしています。


 さらに、ゲームの核であるシステム面へのオマージュも徹底されています。


 物語の進行に合わせて最初は貧弱なハンドガンしか持っていない主人公が、徐々にショットガンやマシンガン(MP5)を入手していくという、ゲーム特有の武器のステップアップによる高揚感を映画に導入。同時に、弾を撃ちまくって無双するアクション映画ではなく、常に「残弾数が足りない」という極限の緊張感を観客に共有させる所持品管理の概念も大切にされています。


 また、行く手を阻む「鍵」や障害物の突破といった探索プロセスを物語の体験として組み込んでいるほか、シリーズでお馴染みの「T-ウイルス」が及ぼす様々な影響によって生まれる予測不能で奇妙なクリーチャーたちも多数登場し、単なるゾンビ映画にとどまらない工夫が凝らされているそうです。

■ 「走るアクション」ではない、暗闇を見つめる真のホラーへ

 本作は洋館などの一箇所に閉じこもるのではなく、「バイオハザード4」のようにエリアからエリアへと移動していく構成をとっており、それぞれの場所で特有の脅威が主人公を待ち受けます。


 監督が「これは撃ちながら走るようなアクションゲームではなく、緊張感と雰囲気が重要。暗い通路を見つめ、戻ることもできないまま進む最高の醍醐味を強調した」と語る通り、映画にはアクション要素がありつつも、それ以上に「ホラーとしての恐怖」が極めて尊重された作風になっています。


 ゲームの1作目から積み重ねられてきた歴史の節目となる2026年。30周年というメモリアルイヤーに日本公開を迎える本作が、従来のシリーズとは一線を画す恐怖の物語をどのようにスクリーンへ描き出すのか、今後のさらなる続報にも注目が集まります。

<参考・引用>
映画「バイオハザード」公式(@biomovieJP)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026052204.html
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