九州と朝鮮半島の間に浮かぶ長崎県の対馬。大陸からさまざまな文物が日本にやってくる通過点になった重要な島だ。

もちろん生物も多様。5月30日(土)~8月31日(月)まで、対馬博物館で特別展「対馬の生き物たちの半世紀 環境変動と研究の歩み」が開催される。この半世紀で対馬の生き物たちに起こった環境変化や、生物学、分類学の進歩について紹介する。

 対馬は、その地理的な条件から、さまざまな歴史をたどってきた生物が息づく特異な島。その魅力は多くの研究者や愛好家を引きつけ、数多くの研究が行われてきた。新種、新亜種も多様な分類群で見つかっている。今年は、長崎県生物学会から学術調査報告書『対馬の生物』が刊行されてから50年。この半世紀でさまざまな研究成果が生み出された一方で、多くの生物が数を減らし、逆に一部の生物は大いに数を増やした。すべてが人間の活動に起因しているとは限らないが、それでも人間の生活が及ぼした影響は計り知れない。

 展示では、対馬博物館の収蔵資料のみならず、北九州市立自然史・歴史博物館、九州大学総合研究博物館、九州大学農学部、対馬の自然と生き物の会などの貴重な標本資料を多数公開。対馬の生物に起こった50年間の変化を追うことができる。

 開館時間は9時30分~17時(入館は16時30分まで)。

休館日は木曜日(祝日の場合はその翌平日)。観覧料は一般・大学生500円、高校生以下は無料。対馬市民は上記観覧料から110円を減額。

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