毎月、新たに発売されるビジネス書は約500冊。いったいどの本を読めばいいのか。
第1位:『努力の地図』(荒木博行著、クロスメディア・パブリッシング)
第2位:『うまくいく人は自分にやさしい』(今井孝著、KADOKAWA)
第3位:『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』(木内翔大著、KADOKAWA)
第4位:『若者が去っていく職場』(上田晶美著、草思社)
第5位:『マウントを取らずにはいられない人』(片田珠美著、PHP研究所)
第6位:『やばい心理学』(内藤誼人著、総合法令出版)
第7位:『自分に嫌われない生き方』(谷口たかひさ著、KADOKAWA)
第8位:『なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』(岩本武範著、サンマーク出版)
第9位:『もっと学びたい!と大人になって思ったら』(伊藤賀一著、筑摩書房)
第10位:『才能のトリセツ』(佐野貴著、PHP研究所)
第11位:『不完全主義』(オリバー・バークマン著、高橋璃子訳、かんき出版)
第12位:『なぜ私たちは、仕事が嫌いになるのか。』(相原孝夫著、日本経済新聞出版)
第13位:『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著、ダイヤモンド社)
第14位:『成長の書』(妹尾輝男著、講談社)
第15位:『読書脳』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)
第16位:『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』(村田ますみ著、ブックダム)
第17位:『気にしないコツ』(枡野俊明著、総合法令出版)
第18位:『「伝え方」の本質』(豊島晋作著、日経BP)
第19位:『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』(今井むつみ著、日本経済新聞出版)
第20位:『イライラ、さよなら。』(堀内恭隆著、すばる舎)
※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年8月の閲覧数ランキング
■今がんばっていることは「適切な努力」なのか
第1位に輝いたのは『努力の地図』でした。
まず注目したいのは、努力には4種類あり、これらは4階建ての建物に見立てられるという記述。
・4階:選択の努力(そもそもの目標を選ぶ)
・3階:設計の努力(目標に立ち返って俯瞰的な思考を深める)
・2階:質の努力(行動の結果や他者からのフィードバックから学びながら、どのように行動を改善していくかを考える)
・1階:量の努力(決めたことを繰り返し、回数を重ねてやり切る)
1階の「量の努力」は周囲から認知されやすい一方、最上階の「選択の努力」は外から見えづらい。上の階に行くほど到達できる人が少なくなる――。
そう説明されると、誰もが「自分は量の努力ばかりに注力してきた」「外からは見えづらいけど、あの部下は選択の努力をしていたんだ」などとハッとするのではないでしょうか。
これ以外にも、「努力の報酬4つの類型」や「9つの努力神話」など、努力の本質をさまざまな角度から炙り出した本書は、適切な努力を継続したい人にぴったりです。
著者の荒木博行さんは「いろんな努力があるし、いろんな報酬がある。その型は本来多様なんです。だから今の努力に疲れたら、他の型がないかを考えればいい」といいます。
■自分にやさしくすると、人生はうまくいく
第2位には『うまくいく人は自分にやさしい』がランクイン。
本書によると、自分にやさしくすると、人生はうまくいきます。その理由は大きく分けて以下の3つ。
(1)チャレンジできるから:自分にやさしい人は、失敗してもそれを受け入れて、将来の糧にすることができる
(2)人間関係を良好にできるから:自分にやさしい人は他人にもやさしくできるため、人間関係がうまくいき、結果的に多くの人から支援してもらえる
(3)自分に許可を出せるから:「楽しんではいけない」「好きなことをしてはいけない」とブレーキをかけることなく、豊かさを素直に受け取れる
さらに、自分にやさしくするためには、以下の5つを意識するといいそうです。
(1)ハードル(目標)を下げる
(2)自分を認めて愛する
(3)好きなことをする
(4)周りに頼る
(5)受け取る
ストイックな生き方も素敵ですが、時には自分にやさしくしてみませんか? それが回り回って、良い結果につながるかもしれません。
■これから仕事を奪うのは「AI」ではない
第3位は『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』。「AI時代を生き抜ける人材になりたいけれど、何から始めていいかわからない」と悩む人にイチオシの一冊です。
著者は、AI活用のコミュニティ「SHIFT AI」代表の木内翔大さん。X(旧Twitter)では13万人超のフォロワーにAI活用の知恵やAI時代のキャリア・働き方を発信しています。
そんな木内さんは、これから仕事を奪うのは「AI」ではなく、「AIを活用できるようになった普通の人」だと指摘します。つまり、これからの時代を生き残るためには、AIを使いこなせる人材になる必要があるのです。
では、どうすればAIを使いこなす人材になれるのでしょうか。木内さんによると、「AI人材」への最短キャリアロードマップは以下の5ステップです。
・ステップ1:目標設定(生成AIによって達成したい目標を定める)
・ステップ2:情報収集(最新のAIニュースやAIツール活用事例の情報を収集する)
・ステップ3:実践(試してみる)
・ステップ4:営業(生成AI関連の仕事を獲得する)
・ステップ5:マーケティング(より多くの仕事を獲得する)
本書を読めば、「AI時代を生き抜ける人材になりたいけれど、何から始めていいかわからない」という問いに対する答えが得られるでしょう。
■「3年で転職」が前提の若者たち
続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。
第4位は『若者が去っていく職場』でした。
著者の上田晶美さんは、日本で初めてキャリアコンサルタントという肩書で創業した草分け的存在。30年以上にわたって2万人以上の相談に向き合ってきました。
本書ではそんな上田さんが、若者が職場を去る理由を解説するとともに、定着率を高めるヒントを多数提示します。
まず心に留めておきたいのは、若者の多くは「3年で転職」が前提という感覚で働いているため、今の職場でしか通用しない経験には魅力を感じにくくなっているという点。
例えば、上司から「これを乗り切れば力がつくから、次は係長だぞ」と言われても、係長になる前に転職する可能性があるなら、昇進に魅力を感じにくいのは当然でしょう。また、職場の飲み会に行くより、その時間を資格の勉強に充てたほうが将来に役立つと考えていても、驚くことはありません。
その前提のもと、本書でマネジメント層に勧められるのは、「3年交代制」で組織が回る仕組みを整えること。
若手社員と信頼関係を築き、チームの業務を円滑に進めたいマネジャーにおすすめの一冊です。
■「否定マウント」を取ってくる上司への対処法
第5位にランクインしたのは、『マウントを取らずにはいられない人』でした。職場や友だち関係、家庭などで「マウントを取らずにはいられない人」にモヤモヤさせられたことのある人に読んでほしい一冊です。
著者はベストセラーとなった著書『他人を攻撃せずにはいられない人』や『職場を腐らせる人たち』でも知られる精神科医の片田珠美氏。
本書では、精神科医の視点から、マウンティング行動の背景にある心理と対処法を提示します。
例えば「否定マウント」をする上司。部下の意見を頭ごなしに否定するだけでなく、MBAを取得したことをひけらかし、「MBA流」の新手法を強引に導入しました。部下も取引先もその手法に順応できず、業績が悪化したにもかかわらず、考えを改めることはありません。
著者によると、この上司の行動の裏には、自ら導入したやり方が正しいと信じ込み、現実に目を向けようとしない「幻想的願望充足」の心理があります。
対処法としては、新手法の導入が業績悪化を招いている事実を、具体的な数字とともに詳細に記録し、上層部へ報告することが挙げられます。
自分をすり減らさずに人間関係を乗り越えていきたいなら、ぜひ読んでみてください。
■会議でうまく発言できないのには理由がある
「少人数では自然に話せるのに、4人以上になると急に黙ってしまう」「会議で発言のタイミングをつかめない」――そんな人に手に取ってほしいのが、第8位の『なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』です。
著者の岩本武範氏は、20年以上にわたって「人はなぜ選び、なぜ動くのか」を研究してきました。接してきた行動データは延べ3000億件超、実施してきたグループインタビューは1000人超にのぼります。
そんな岩本氏によると、人が増えると急に話しづらくなる原因は、「脳の処理能力」にあります。
そもそも「会話」とは、誰かの話を聞いてあいづちを打ち、自分も発言する。それに対して相手もまた反応する……という作業。会話中、脳はこれらの作業をフル稼働で処理しています。会話の人数が増えるにつれ、言葉が出てこなくなったり、相手の話にうまく反応できなくなったりするのは、ごく自然なことなのです。
本書によると、複数コミュニケーションを克服する第一歩は、誰かに「話を振ってもらう」ように仕向けること。話を振られやすいポジションに坐ったり、会話中にあえて席を外したり、目立つ色の服を着たりすることにより、話を振ってもらいやすい存在になれるといいます。
どんなシチュエーションでも自然体で人間関係を築きたいなら、ぜひ読んでみてください。
今月も、心理学から大人の学び直し、読書術まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。また、先月第14位だった2023年4月刊の『頭のいい人が話す前に考えていること』が第13位と、依然として多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。
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flier編集部
本の要約サービスflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
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(flier編集部)
読書家が集まる本の要約サービス「flier(フライヤー)」で、8月にアクセス数の多かったベスト20冊を、同サービスの編集部が紹介する――。
第1位:『努力の地図』(荒木博行著、クロスメディア・パブリッシング)
第2位:『うまくいく人は自分にやさしい』(今井孝著、KADOKAWA)
第3位:『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』(木内翔大著、KADOKAWA)
第4位:『若者が去っていく職場』(上田晶美著、草思社)
第5位:『マウントを取らずにはいられない人』(片田珠美著、PHP研究所)
第6位:『やばい心理学』(内藤誼人著、総合法令出版)
第7位:『自分に嫌われない生き方』(谷口たかひさ著、KADOKAWA)
第8位:『なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』(岩本武範著、サンマーク出版)
第9位:『もっと学びたい!と大人になって思ったら』(伊藤賀一著、筑摩書房)
第10位:『才能のトリセツ』(佐野貴著、PHP研究所)
第11位:『不完全主義』(オリバー・バークマン著、高橋璃子訳、かんき出版)
第12位:『なぜ私たちは、仕事が嫌いになるのか。』(相原孝夫著、日本経済新聞出版)
第13位:『頭のいい人が話す前に考えていること』(安達裕哉著、ダイヤモンド社)
第14位:『成長の書』(妹尾輝男著、講談社)
第15位:『読書脳』(樺沢紫苑著、サンマーク出版)
第16位:『ちょっと死について考えてみたら怖くなかった』(村田ますみ著、ブックダム)
第17位:『気にしないコツ』(枡野俊明著、総合法令出版)
第18位:『「伝え方」の本質』(豊島晋作著、日経BP)
第19位:『人生の大問題と正しく向き合うための認知心理学』(今井むつみ著、日本経済新聞出版)
第20位:『イライラ、さよなら。』(堀内恭隆著、すばる舎)
※本の要約サービス「flier」の有料会員を対象にした、2025年8月の閲覧数ランキング
■今がんばっていることは「適切な努力」なのか
第1位に輝いたのは『努力の地図』でした。
まず注目したいのは、努力には4種類あり、これらは4階建ての建物に見立てられるという記述。
・4階:選択の努力(そもそもの目標を選ぶ)
・3階:設計の努力(目標に立ち返って俯瞰的な思考を深める)
・2階:質の努力(行動の結果や他者からのフィードバックから学びながら、どのように行動を改善していくかを考える)
・1階:量の努力(決めたことを繰り返し、回数を重ねてやり切る)
1階の「量の努力」は周囲から認知されやすい一方、最上階の「選択の努力」は外から見えづらい。上の階に行くほど到達できる人が少なくなる――。
そう説明されると、誰もが「自分は量の努力ばかりに注力してきた」「外からは見えづらいけど、あの部下は選択の努力をしていたんだ」などとハッとするのではないでしょうか。
これ以外にも、「努力の報酬4つの類型」や「9つの努力神話」など、努力の本質をさまざまな角度から炙り出した本書は、適切な努力を継続したい人にぴったりです。
著者の荒木博行さんは「いろんな努力があるし、いろんな報酬がある。その型は本来多様なんです。だから今の努力に疲れたら、他の型がないかを考えればいい」といいます。
「がんばり方が間違っているのかも」と思ったときに、ぜひ読んでほしい一冊です。
■自分にやさしくすると、人生はうまくいく
第2位には『うまくいく人は自分にやさしい』がランクイン。
本書によると、自分にやさしくすると、人生はうまくいきます。その理由は大きく分けて以下の3つ。
(1)チャレンジできるから:自分にやさしい人は、失敗してもそれを受け入れて、将来の糧にすることができる
(2)人間関係を良好にできるから:自分にやさしい人は他人にもやさしくできるため、人間関係がうまくいき、結果的に多くの人から支援してもらえる
(3)自分に許可を出せるから:「楽しんではいけない」「好きなことをしてはいけない」とブレーキをかけることなく、豊かさを素直に受け取れる
さらに、自分にやさしくするためには、以下の5つを意識するといいそうです。
(1)ハードル(目標)を下げる
(2)自分を認めて愛する
(3)好きなことをする
(4)周りに頼る
(5)受け取る
ストイックな生き方も素敵ですが、時には自分にやさしくしてみませんか? それが回り回って、良い結果につながるかもしれません。
■これから仕事を奪うのは「AI」ではない
第3位は『AIのド素人ですが、10年後も仕事とお金に困らない方法を教えて下さい!』。「AI時代を生き抜ける人材になりたいけれど、何から始めていいかわからない」と悩む人にイチオシの一冊です。
著者は、AI活用のコミュニティ「SHIFT AI」代表の木内翔大さん。X(旧Twitter)では13万人超のフォロワーにAI活用の知恵やAI時代のキャリア・働き方を発信しています。
そんな木内さんは、これから仕事を奪うのは「AI」ではなく、「AIを活用できるようになった普通の人」だと指摘します。つまり、これからの時代を生き残るためには、AIを使いこなせる人材になる必要があるのです。
では、どうすればAIを使いこなす人材になれるのでしょうか。木内さんによると、「AI人材」への最短キャリアロードマップは以下の5ステップです。
・ステップ1:目標設定(生成AIによって達成したい目標を定める)
・ステップ2:情報収集(最新のAIニュースやAIツール活用事例の情報を収集する)
・ステップ3:実践(試してみる)
・ステップ4:営業(生成AI関連の仕事を獲得する)
・ステップ5:マーケティング(より多くの仕事を獲得する)
本書を読めば、「AI時代を生き抜ける人材になりたいけれど、何から始めていいかわからない」という問いに対する答えが得られるでしょう。
■「3年で転職」が前提の若者たち
続いて、4位以下から、注目の書籍をご紹介します。
第4位は『若者が去っていく職場』でした。
著者の上田晶美さんは、日本で初めてキャリアコンサルタントという肩書で創業した草分け的存在。30年以上にわたって2万人以上の相談に向き合ってきました。
本書ではそんな上田さんが、若者が職場を去る理由を解説するとともに、定着率を高めるヒントを多数提示します。
まず心に留めておきたいのは、若者の多くは「3年で転職」が前提という感覚で働いているため、今の職場でしか通用しない経験には魅力を感じにくくなっているという点。
例えば、上司から「これを乗り切れば力がつくから、次は係長だぞ」と言われても、係長になる前に転職する可能性があるなら、昇進に魅力を感じにくいのは当然でしょう。また、職場の飲み会に行くより、その時間を資格の勉強に充てたほうが将来に役立つと考えていても、驚くことはありません。
その前提のもと、本書でマネジメント層に勧められるのは、「3年交代制」で組織が回る仕組みを整えること。
常に引き継ぎマニュアルを整えておくことで、メンバーが3年で入れ替わっても、スムーズに業務を進められるはずです。
若手社員と信頼関係を築き、チームの業務を円滑に進めたいマネジャーにおすすめの一冊です。
■「否定マウント」を取ってくる上司への対処法
第5位にランクインしたのは、『マウントを取らずにはいられない人』でした。職場や友だち関係、家庭などで「マウントを取らずにはいられない人」にモヤモヤさせられたことのある人に読んでほしい一冊です。
著者はベストセラーとなった著書『他人を攻撃せずにはいられない人』や『職場を腐らせる人たち』でも知られる精神科医の片田珠美氏。
本書では、精神科医の視点から、マウンティング行動の背景にある心理と対処法を提示します。
例えば「否定マウント」をする上司。部下の意見を頭ごなしに否定するだけでなく、MBAを取得したことをひけらかし、「MBA流」の新手法を強引に導入しました。部下も取引先もその手法に順応できず、業績が悪化したにもかかわらず、考えを改めることはありません。
著者によると、この上司の行動の裏には、自ら導入したやり方が正しいと信じ込み、現実に目を向けようとしない「幻想的願望充足」の心理があります。
対処法としては、新手法の導入が業績悪化を招いている事実を、具体的な数字とともに詳細に記録し、上層部へ報告することが挙げられます。
自分をすり減らさずに人間関係を乗り越えていきたいなら、ぜひ読んでみてください。
さまざまなマウンティングに対抗する武器が手に入るはずです。
■会議でうまく発言できないのには理由がある
「少人数では自然に話せるのに、4人以上になると急に黙ってしまう」「会議で発言のタイミングをつかめない」――そんな人に手に取ってほしいのが、第8位の『なぜ4人以上の場になると途端に会話が苦手になるのか』です。
著者の岩本武範氏は、20年以上にわたって「人はなぜ選び、なぜ動くのか」を研究してきました。接してきた行動データは延べ3000億件超、実施してきたグループインタビューは1000人超にのぼります。
そんな岩本氏によると、人が増えると急に話しづらくなる原因は、「脳の処理能力」にあります。
そもそも「会話」とは、誰かの話を聞いてあいづちを打ち、自分も発言する。それに対して相手もまた反応する……という作業。会話中、脳はこれらの作業をフル稼働で処理しています。会話の人数が増えるにつれ、言葉が出てこなくなったり、相手の話にうまく反応できなくなったりするのは、ごく自然なことなのです。
本書によると、複数コミュニケーションを克服する第一歩は、誰かに「話を振ってもらう」ように仕向けること。話を振られやすいポジションに坐ったり、会話中にあえて席を外したり、目立つ色の服を着たりすることにより、話を振ってもらいやすい存在になれるといいます。
どんなシチュエーションでも自然体で人間関係を築きたいなら、ぜひ読んでみてください。
今月も、心理学から大人の学び直し、読書術まで、幅広いジャンルの本がランクインしました。また、先月第14位だった2023年4月刊の『頭のいい人が話す前に考えていること』が第13位と、依然として多くの方に読まれています。来月はどのような本が多く読まれるのか、引き続きチェックしてまいります。
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flier編集部
本の要約サービスflier(フライヤー)は、「書店に並ぶ本の数が多すぎて、何を読めば良いか分からない」「立ち読みをしたり、書評を読んだだけでは、どんな内容の本なのか十分につかめない」というビジネスパーソンの悩みに答え、ビジネス書の新刊や話題のベストセラー、名著の要約を1冊10分で読める形で提供しているサービスです。通勤時や休憩時間といったスキマ時間を有効活用し、効率良くビジネスのヒントやスキル、教養を身につけたいビジネスパーソンに利用されているほか、社員教育の一環として法人契約する企業も増えています。
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(flier編集部)
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