■衝動抑制の練習は百人一首で
脳科学の実験では、衝動を抑える力を調べるために「Go/No-Go課題」というテストが使われます。
この実験の応用で、怒りをコントロールするトレーニングとして、「百人一首」や「かるた」をおすすめします。取りたい札が目の前にあっても、違うとわかった瞬間に手を止める。この「お手つき禁止」の体験が、感情を抑えるブレーキの訓練になります。どうしてもお手つきをしてしまう子もいると思いますが、それで構いません。できたときは「ちゃんと待てたね」「今、止まれたね」と声をかけてください。抑制の成功体験を重ねることで、“止める力”が育ちます。
※本稿は、『プレジデントFamily2026春号』の一部を再編集したものです。
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中野 信子(なかの・のぶこ)
脳科学者、医学博士、認知科学者
東京都生まれ。脳科学者、医学博士。東日本国際大学特任教授、京都芸術大学客員教授、森美術館理事。
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(脳科学者、医学博士、認知科学者 中野 信子 構成=大島七々三)

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