2022年から四半期ごとに発表している「SNS流行語ランキング」。SNSマネージャー養成講座が選定した2023年7～9月分のランキングを発表します！（敬称略）
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第10位 推しの死
9月25日、「推しの死」を含む投稿がXのトレンドに入り、3万件以上投稿されました。
かねてから使われていた言葉ですが、トレンドに入ったことをきっかけに幅広いユーザーが過去に遭遇した推しの死について投稿しました。
第9位 VIVANT
『VIVIANT（ヴィヴァン）』は、7月16日から9月17日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。最終回を迎えた9月17日にはXで20万件以上投稿されるなど話題になりました。
視聴するユーザーがドラマの考察をSNSでシェアすることは過去にもありましたが、公式YouTubeチャンネルがネタバレをしたり、出演俳優が放送に合わせてXで実況したりするなど、ドラマ提供側のSNS発信が多かったのも特徴。
第8位 カマキリダンス
スウェーデンのDJ、Avicii（2018年に死去）の楽曲「Waiting for Love」の早回し音源を使い、「モテない後輩」さんが踊る動画を「カマキリの威嚇みたい」というコメントとともにTikTokに投稿。カマキリダンスとして広まりました。
左右の肘をカマキリの鎌のように曲げて激しく動かしたのち、おなかを優しくなでるように緩やかに動きます。「モテない後輩」さんは男性ですが、女性の「踊ってみた」投稿も多数あります。#カマキリダンス はTikTokで4億3000万回視聴されました。
第7位 ワールドカップ、#AkatsukiJapan（バスケ）
8月25日から9月10日にかけて、FIBAバスケットボール ワールドカップ2023が開催されました。男子日本代表「アカツキジャパン」は3勝2敗でアジア1位となり、2024年のパリ五輪出場を決めました。バスケットボール男子の五輪出場は48年ぶりの快挙です。
河村勇輝や渡邊雄太らスター選手の活躍にSNSでは歓喜の声が上がり、フィンランド相手にW杯では17年ぶりの白星を挙げた8月28日はXで#AkatsukiJapan を含む投稿が15万件以上に上りました。
第6位 Threads
Threads（スレッズ）は、InstagramやFacebookを運営するMeta社が7月6日にリリースしたSNS。文字・写真・動画やURL（ウェブサイトなどへのリンク）を投稿できます。
公開初日に3000万回ダウンロード、5日間で登録ユーザーが1億人を突破し大きな話題になりました。爆発的に伸びた背景として、Instagramのアカウント画面にThreadsのバナーができ、ユーザーを取り込めたことが大きな要因として挙げられます。
第5位 強風オールバック
3月15日、ボカロPのゆこぴがニコニコ動画とYouTubeに投稿した楽曲です。「外出た瞬間 終わったわ 天気は良いのに 進めない」から始まる歌詞にあるように、逆風の中でもたくましく生き抜こうとする姿勢が共感を呼びました。YouTubeでは6700万回再生、TikTok（#強風オールバック）では3.6億回視聴されています。
また8月には本楽曲のアレンジ版を用いた日清カップヌードルのCMがYouTubeに公開され、868万回再生されました。
第4位 Twitterくん、API制限、閲覧制限
Twitterは7月1日深夜からツイートの読み込みにAPI制限を設けたため、投稿やスペース（音声での会話）を閲覧できなくなったことが話題になりました。特に未認証アカウントの閲覧件数を「1日600件まで」と制限したことで、Twitterヘビーユーザー（俗に「ツイ廃」と呼ばれる）が嘆きの声を投稿しました。「Twitterくん」は51万件、「API制限」は41万件、「ツイッター」は39万件、「イーロン」は30万件。TwitterのトレンドにAPI制限関連のトレンドが埋め尽くす事態となりました。
なお7月23日、TwitterはXに名称変更されました。
第3位 ひき肉です
6人の中学生によるYouTubeチャンネル「ちょんまげ小僧」では、メンバーがそれぞれ個性的な挨拶をするのが定番。その中の「ひき肉です」がバズりました。間の使い方と独特な体の動きにハマる人が続出。TikTokでは「ひき肉です」の挨拶をアレンジしたという音源とともに体を動かす「ひき肉ダンス」が流行し、スポーツ選手や芸能人も「ひき肉です」のポーズをする様子が見られました。
TikTokでは #ひき肉です が4.9億回視聴されました。
第2位 阪神優勝、アレ
9月14日、プロ野球・阪神タイガースがセントラル・リーグ優勝を決め、SNSではファンから歓喜の声が上がりました。
阪神の岡田彰布監督は2022年秋に就任した直後から「アレ」と言っており、23年2月の春季キャンプの初日挨拶では「なかなか『アレ』にたどり着けない日々を送ってきたわけですが、このユニホームを着た以上は『アレ』に向かってキャンプからスタートしたい」などと9回も発しました。17年間優勝から遠ざかっていたチーム内だけでなく、ファンや在阪マスコミも「アレ」と言い換えるなど合言葉として浸透した結果、めでたく実現となりました。
第1位 なぁぜなぁぜ？
マイクを片手に「◎◎が＊＊なの、なぁぜなぁぜ？」というスタイルで用いられたフレーズ。理不尽に感じたことなどを可愛らしく伝えることで、おもしろおかしくネタにするのに使われました。
2022年結成の女性アイドルグループ、FRUITS ZIPPERの楽曲『ハピチョコ』の歌詞にある「なぁになぁに」が元ネタだという説が有力です。「なぁぜなぁぜ」へと変化したのは、SNSで多くの人が活用したからこそ。
TikTokでは#なぁになぁに が600万回、#なぁぜなぁぜ が6.4億回視聴されました。
反応は「うざかわいい」や「イライラする」など人それぞれですが、Z世代のみならず幅広い世代に使われた言葉として今回1位に輝きました。
2023年7～9月期のランキングの特徴
今期もまた多くのフレーズがSNSを賑わせましたが、特に印象的だったのは3位の「ひき肉です」、1位の「なぁぜなぁぜ？」でしょう。これらの流行語は10～20代の若者たちが火をつけ、幅広い世代から支持されています。共通点は誰もがマネできるフレーズであること。トレンドに乗りたいけど、歌やダンスはハードルが高いと感じる人々に受け入れられたのが流行の理由でしょう。
今期はスポーツの舞台でも忘れられない瞬間がたくさんありました。特に阪神が18年ぶりの優勝を飾ったこと、バスケットボールのアカツキジャパンがパリ五輪出場を決めたことなど、選手たちの活躍が話題となりました。SNS上で喜びや称賛だけでなくチームの特徴や対戦の見どころを発信する投稿が目立ち、これまでスポーツに興味がなかった人も巻き込んで盛り上がる要因となったようです。
SNS流行語ランキングとは
TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSメディアで流行している言葉を選定し、SNSマネージャー有資格者への調査に基づきランキングを作成しています。
2022年3月度から四半期ごとに最新の流行語ランキングを発表してきました。年末には「年間大賞」を発表します。SNS流行語ランキングを引き続きお楽しみください。
2022年SNS流行語ランキング年間大賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000356.000026172.html
【SNSマネージャーについて】
日本のすべての企業担当者がSNSの基本知識を持ち、運用できることを目的として創設された資格です。9月30日時点の有資格者は762人。資格レベルは初級・上級・チーフと3段階あり、企業内で働くSNS運用者はもちろん、SNSコンサルタントや経営者・フリーランスなど幅広い職種の人が受講しています。
公式サイト：https://snsmanager.jp/
運営は一般社団法人ウェブ解析士協会（東京都新宿区、https://www.waca.associates/jp/）。
【公式SNSアカウント】
Twitter
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第10位 推しの死
9月25日、「推しの死」を含む投稿がXのトレンドに入り、3万件以上投稿されました。
「推し」とは自分が支持・応援しているアイドル・俳優やキャラクターのこと。「推しの死」とは主にマンガやアニメなどでお気に入りのキャラクターが死んでしまうことを指します。
かねてから使われていた言葉ですが、トレンドに入ったことをきっかけに幅広いユーザーが過去に遭遇した推しの死について投稿しました。
第9位 VIVANT
『VIVIANT（ヴィヴァン）』は、7月16日から9月17日までTBS系「日曜劇場」枠で放送されたテレビドラマ。最終回を迎えた9月17日にはXで20万件以上投稿されるなど話題になりました。
視聴するユーザーがドラマの考察をSNSでシェアすることは過去にもありましたが、公式YouTubeチャンネルがネタバレをしたり、出演俳優が放送に合わせてXで実況したりするなど、ドラマ提供側のSNS発信が多かったのも特徴。
TikTokで#VIVANT考察 は1900万回視聴されました。
第8位 カマキリダンス
スウェーデンのDJ、Avicii（2018年に死去）の楽曲「Waiting for Love」の早回し音源を使い、「モテない後輩」さんが踊る動画を「カマキリの威嚇みたい」というコメントとともにTikTokに投稿。カマキリダンスとして広まりました。
左右の肘をカマキリの鎌のように曲げて激しく動かしたのち、おなかを優しくなでるように緩やかに動きます。「モテない後輩」さんは男性ですが、女性の「踊ってみた」投稿も多数あります。#カマキリダンス はTikTokで4億3000万回視聴されました。
第7位 ワールドカップ、#AkatsukiJapan（バスケ）
8月25日から9月10日にかけて、FIBAバスケットボール ワールドカップ2023が開催されました。男子日本代表「アカツキジャパン」は3勝2敗でアジア1位となり、2024年のパリ五輪出場を決めました。バスケットボール男子の五輪出場は48年ぶりの快挙です。
河村勇輝や渡邊雄太らスター選手の活躍にSNSでは歓喜の声が上がり、フィンランド相手にW杯では17年ぶりの白星を挙げた8月28日はXで#AkatsukiJapan を含む投稿が15万件以上に上りました。
第6位 Threads
Threads（スレッズ）は、InstagramやFacebookを運営するMeta社が7月6日にリリースしたSNS。文字・写真・動画やURL（ウェブサイトなどへのリンク）を投稿できます。
テキストはXよりも多い500字まで、画像はInstagramと同様に10枚まで投稿できます。
公開初日に3000万回ダウンロード、5日間で登録ユーザーが1億人を突破し大きな話題になりました。爆発的に伸びた背景として、Instagramのアカウント画面にThreadsのバナーができ、ユーザーを取り込めたことが大きな要因として挙げられます。
第5位 強風オールバック
3月15日、ボカロPのゆこぴがニコニコ動画とYouTubeに投稿した楽曲です。「外出た瞬間 終わったわ 天気は良いのに 進めない」から始まる歌詞にあるように、逆風の中でもたくましく生き抜こうとする姿勢が共感を呼びました。YouTubeでは6700万回再生、TikTok（#強風オールバック）では3.6億回視聴されています。
また8月には本楽曲のアレンジ版を用いた日清カップヌードルのCMがYouTubeに公開され、868万回再生されました。
第4位 Twitterくん、API制限、閲覧制限
Twitterは7月1日深夜からツイートの読み込みにAPI制限を設けたため、投稿やスペース（音声での会話）を閲覧できなくなったことが話題になりました。特に未認証アカウントの閲覧件数を「1日600件まで」と制限したことで、Twitterヘビーユーザー（俗に「ツイ廃」と呼ばれる）が嘆きの声を投稿しました。「Twitterくん」は51万件、「API制限」は41万件、「ツイッター」は39万件、「イーロン」は30万件。TwitterのトレンドにAPI制限関連のトレンドが埋め尽くす事態となりました。
なお7月23日、TwitterはXに名称変更されました。
第3位 ひき肉です
6人の中学生によるYouTubeチャンネル「ちょんまげ小僧」では、メンバーがそれぞれ個性的な挨拶をするのが定番。その中の「ひき肉です」がバズりました。間の使い方と独特な体の動きにハマる人が続出。TikTokでは「ひき肉です」の挨拶をアレンジしたという音源とともに体を動かす「ひき肉ダンス」が流行し、スポーツ選手や芸能人も「ひき肉です」のポーズをする様子が見られました。
TikTokでは #ひき肉です が4.9億回視聴されました。
第2位 阪神優勝、アレ
9月14日、プロ野球・阪神タイガースがセントラル・リーグ優勝を決め、SNSではファンから歓喜の声が上がりました。
優勝の代わりに「アレ」と言う習わしが広まり、優勝が決まった当日はXで32万件以上の「アレ」が投稿されました。
阪神の岡田彰布監督は2022年秋に就任した直後から「アレ」と言っており、23年2月の春季キャンプの初日挨拶では「なかなか『アレ』にたどり着けない日々を送ってきたわけですが、このユニホームを着た以上は『アレ』に向かってキャンプからスタートしたい」などと9回も発しました。17年間優勝から遠ざかっていたチーム内だけでなく、ファンや在阪マスコミも「アレ」と言い換えるなど合言葉として浸透した結果、めでたく実現となりました。
第1位 なぁぜなぁぜ？
マイクを片手に「◎◎が＊＊なの、なぁぜなぁぜ？」というスタイルで用いられたフレーズ。理不尽に感じたことなどを可愛らしく伝えることで、おもしろおかしくネタにするのに使われました。
2022年結成の女性アイドルグループ、FRUITS ZIPPERの楽曲『ハピチョコ』の歌詞にある「なぁになぁに」が元ネタだという説が有力です。「なぁぜなぁぜ」へと変化したのは、SNSで多くの人が活用したからこそ。
TikTokでは#なぁになぁに が600万回、#なぁぜなぁぜ が6.4億回視聴されました。
反応は「うざかわいい」や「イライラする」など人それぞれですが、Z世代のみならず幅広い世代に使われた言葉として今回1位に輝きました。
2023年7～9月期のランキングの特徴
今期もまた多くのフレーズがSNSを賑わせましたが、特に印象的だったのは3位の「ひき肉です」、1位の「なぁぜなぁぜ？」でしょう。これらの流行語は10～20代の若者たちが火をつけ、幅広い世代から支持されています。共通点は誰もがマネできるフレーズであること。トレンドに乗りたいけど、歌やダンスはハードルが高いと感じる人々に受け入れられたのが流行の理由でしょう。
今期はスポーツの舞台でも忘れられない瞬間がたくさんありました。特に阪神が18年ぶりの優勝を飾ったこと、バスケットボールのアカツキジャパンがパリ五輪出場を決めたことなど、選手たちの活躍が話題となりました。SNS上で喜びや称賛だけでなくチームの特徴や対戦の見どころを発信する投稿が目立ち、これまでスポーツに興味がなかった人も巻き込んで盛り上がる要因となったようです。
SNS流行語ランキングとは
TwitterやInstagram、TikTok、YouTubeなどのSNSメディアで流行している言葉を選定し、SNSマネージャー有資格者への調査に基づきランキングを作成しています。
2022年3月度から四半期ごとに最新の流行語ランキングを発表してきました。年末には「年間大賞」を発表します。SNS流行語ランキングを引き続きお楽しみください。
2022年SNS流行語ランキング年間大賞
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000356.000026172.html
【SNSマネージャーについて】
日本のすべての企業担当者がSNSの基本知識を持ち、運用できることを目的として創設された資格です。9月30日時点の有資格者は762人。資格レベルは初級・上級・チーフと3段階あり、企業内で働くSNS運用者はもちろん、SNSコンサルタントや経営者・フリーランスなど幅広い職種の人が受講しています。
公式サイト：https://snsmanager.jp/
運営は一般社団法人ウェブ解析士協会（東京都新宿区、https://www.waca.associates/jp/）。
【公式SNSアカウント】
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