株式会社日本電力調達ソリューションでは、このたび「電力契約セカンドオピニオン」を開始しました。

個人的にも、非常に分かりやすい名前になったのではないかと思っています。
お客様から見ても、「どんなサービスなのか」がイメージしやすいのではないでしょうか。

日本電力調達ソリューション、法人向け「電力契約セカンドオピニオン」サービスを開始 電力会社出身の専門家が、値上げ・契約更新条件の妥当性を第三者の立場で診断

「電力にも“セカンドオピニオン”を。」― 法人向け電力契約の...の画像はこちら >>


法律には弁護士、会計には会計士。でも、電力には?

― “第三者視点”の不在

法律には弁護士がいて、会計には会計士がいて、病院には医師がいます。

一方で、電力契約には、そうした“第三者の立場で相談できる存在”が、これまでほとんどありませんでした。

企業が電力会社から値上げの案内を受けても、その内容が本当に妥当なのかを判断することは簡単ではありません。

「契約内容を客観的に見てほしい」「今の契約を続けるべきなのか知りたい」

そういった声をいただく機会は、年々増えていました。

「地域電力比○%引き」の時代は終わりつつある

― 複雑化する法人向け電力契約

かつての法人向け電力契約は、「地域電力比○%引き」という比較的シンプルな世界でした。

しかし現在は、燃料費等調整額、市場価格、容量拠出金、再エネ賦課金、契約期間、値上げ条件など、確認すべき項目が大幅に増えています。

さらに、電力市場そのものも不安定さを増しており、契約内容によっては、後から大きな値上げが発生するケースも出てきました。

私自身、10年以上電力事業に携わってきましたが、今の電力契約は、単純な価格比較だけで判断できるものではなくなっていると感じています。

電力会社側の料金設計や契約実務を理解したうえで、「どのようなリスクがあるのか」を見る必要があります。

無料見積の限界

― 「無料だから逆に怖い」という声

近年では、無料見積サービスも増えています。
当社でも無料で見積・電力会社の選定をご支援するサービスもあります。

もちろん、それらのサービスが役に立っている場面も多くあると思います。

一方で、お客様からは、

「資料をダウンロードすると、営業電話がたくさん来そうで不安」「逆に無料だと少し怖い」

という声も聞くようになりました。

実際、無料比較にはどうしても限界があります。

本当に重要なのは、「どの会社が安いか」だけではなく、契約条件やリスクも含めて、自社にとって適切な契約かどうかを見極めることです。

「電力にも“セカンドオピニオン”を。」― 法人向け電力契約の新サービスを立ち上げた理由


値上げリスクと、法人が声を上げにくい現実

― 新電力の値上げや地域電力の料金改定の事例を通じて感じたこと

直近では、中東情勢の影響もあり、新電力の期中値上げ等の話を聞くことが増えました。また、地域電力の料金改定など、法人向け電力契約においても、契約内容が大きな経営課題になるケースが増えています。

実際に当社にもそのようなご相談が増えています。直近では、当社メンバーが官公庁のお客様に対し、有料で電気料金の診断を行いました。その実績を見ても、「第三者視点で契約内容を見てほしい」というニーズは、十分に存在すると感じました。

個人の場合は、電力会社の対応に不満があれば、SNS等で声を上げることもできます。

しかし法人の場合は、会社の看板がある以上、簡単には発信できません。


結果として、「そんなものか」と我慢してしまうケースも少なくないのではないかと思っています。

切替ありきではない「電力契約セカンドオピニオン」

― 今の契約を続けた方が良い場合も率直に伝える

今回開始した「電力契約セカンドオピニオン」は、切替を前提としたサービスではありません。

現在の契約を継続したほうが良い場合には、その旨を率直にお伝えします。

有料で診断を行うことで、無料比較では難しい部分まで踏み込み、契約リスクや条件面も含めて、より深く分析を行います。

電力会社を変える前に、まずは今の契約を正しく見る。

そのうえで、必要があれば、現契約先との交渉や、複数社の見積取得まで支援する。

それが、このサービスの考え方です。

“比較”ではなく、“判断”を支援する

― 有料診断という立ち位置

無料見積もりも、もちろん価値のあるサービスです。当社でも多くのお客様にご利用いただいています。

その一方で、私たちは、“判断そのもの”を支援する立場として、このサービスを立ち上げました。

価格だけを見るのではなく、

・契約期間

・値上げ条件

・燃料費等調整額

・市場連動リスク

・将来的なコスト変動

なども含めて、総合的に契約を確認していく必要があります。

「どこが一番安いか」ではなく、「自社にとって、本当に適切な契約か」を見る。


そのためには、実務レベルでの分析が必要だと考えています。

「電力にもセカンドオピニオン」が当たり前になる未来へ

― 安心して電力契約を選べる市場を作りたい

私たちは、「電力にもセカンドオピニオン」という考え方を、当たり前にしていきたいと考えています。

電力は、企業活動に欠かせないインフラです。

だからこそ、価格だけでなく、契約内容やリスクも含めて、安心して選べる環境が必要だと思っています。

無料見積もりだけではなく、“契約を診断する”という選択肢も広げていきたい。

そして、法人のお客様が安心して電力契約を選べる市場を作っていきたい。

今後も、実務に根ざした支援を行ってまいります。

「電力にも“セカンドオピニオン”を。」― 法人向け電力契約の新サービスを立ち上げた理由
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