日本代表MF田中碧が所属するイングランドのリーズ。

昨季は2部リーグで優勝し、今季から世界最高峰のプレミアリーグを戦うために戦力補強を行っている。

その一方、かつてのエースは構想外を宣告された。

『BBC』によれば、リーズのダニエル・ファルケ監督は、構想外になったFWパトリック・バンフォードに対して、もし、チームに残るならば、U-21チームで練習しなければいけないと通告したという。

「パトリックとは本当に率直でオープンな話し合いをした。それは重要なことだった。

彼は私が選手としてどれほど高く評価しているかを知っている。ここ2シーズンは、コンディションのいい状態でプレーできればよかったのだが。

しかし、(プレミアリーグを戦うリーズではなく別のチームで)彼は主力選手になるべき選手だ。プレシーズン2日目に、オフィスに呼び出して、来季の構想に含まれていないことを伝えた。

スポーツディレクターの陰に隠れたり、他の誰かが就任するまで待つことも容易だっただろう。しかし、彼はこのクラブのために多大な貢献をしてきたので、敬意と透明性が与えられるべきだ。

この状況に可能な限り尊重して対応するが、5~6人のストライカーを抱えたまま続けることはできない。

現在、我々は彼のフィットネスレベルを維持するために何をするか議論している。

コンディションを保つためにはチームトレーニングが必要。練習場の湖の周りを走らせるだけでは意味がない」

これまでの貢献に感謝しつつ、他チームに移籍したほうがいいとあえて通達したとのこと。

31歳のバンフォードは、若くして強豪チェルシーに引き抜かれた元逸材。

2018年からリーズでプレーしており、2020-21シーズンにはプレミアリーグで17得点を叩き出し、2021年9月には28歳にしてイングランド代表デビューも果たした。ただ、代表戦出場はその1試合だけ。

昨季は公式戦18試合に出場したものの、プレータイムは325分ほどしかなく、得点もなかった。

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