遠藤航のチームメイトである28歳現役スター選手の死に、悲しみが広がっている。

3日、リヴァプールのポルトガル代表FWディオゴ・ジョタとその弟アンドレ・シウヴァが交通事故によって死去した。

そんな彼らが乗車していたのがランボルギーニ。『The Sun』の報道によると、この車のモデルはかつてリコールの対象となっていた可能性があるようだ。

ジョタとシウヴァが乗車していたランボルギーニは、スペインの高速道路を走っていた際に道を外れた。その後車両が火災に見舞われ、車内から二人の遺体が発見されたと伝えられている。

当局は事故の原因についてタイヤがバーストした可能性を示唆。『The Sun』はジョタらが乗っていたランボルギーニが、ウラカンというモデルである可能性が高いと伝えた上で、過去に同モデルがリコールの対象になっていたと伝えた。

ウラカンは2014年から2024年まで生産され、世界中で2万5000台以上が販売され、ランボルギーニのベストセラー車の一つとなった。

ただ、ウラカンは長年にわたり安全関連のリコールに悩まされており、その中には、眩しさを引き起こし視界を低下させる可能性のあるヘッドライトの調整や、シートベルトの警告の不具合などが含まれていた。

また2024年9月には米国における39台がリコールの対象になっており、ランボルギーニ社は2023年11月20日から2024年7月26日の間に製造されたウラカンの「Huracán EVO Spyder」モデルを自主回収及び検査していたほか、2023年11月には2014年7月30日から2023年10月30日までの間に製造されたウラカンモデル7805台をリコールするなど、不具合の報告が相次いでいた。

さらに2021 年および 2023 年に製造された「Huracán Coupé」 と「Spyder」 の一部モデルは、組み立て時にドア解除ケーブルの安全クリップが適切に固定されていない可能性があるとしてリコール。緊急時にドアが正しく開かなくなる可能性があるという懸念が生じていた。

ランボルギーニの広報担当者は『The Sun』の取材に「スペインでランボルギーニが関与する事故が発生し、ディオゴ・ジョタ氏とアンドレ・シウヴァ氏が悲劇的に命を落としたことを知り、悲しんでいます。

この深い悲しみの瞬間に、私たちは彼らの家族に心からの哀悼の意を表します」とコメントした。

なお、『The Sun』はジョタらが乗車していたウラカンの具体的なモデル名や、直接的な因果関係については不明だとしており、今後の続報が待たれる。

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