日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダは、7日からプレシーズンをスタートさせる。

そうしたなか、クラブは一部選手は14日に合流しするとしつつ、久保は日本でグループに加わるとした。

現在、久保は古巣のFC東京で練習に参加している。また、ソシエダはこの夏も日本ツアーで来日するため、久保はスペインには戻らずにそこで合流するようだ。

そうしたなか、『Mundo Deportivo』は、「久保は驚きの追加休暇を貰った」と伝えていた。

「久保選手は日本ツアーで合流する予定だが、2試合のフレンドリーマッチへの出場は微妙だ。

14日に他の代表選手とともに帰国予定だった久保は、数日後に往復数時間のフライト時間を節約できるものの、重要となる日本での試合には、練習を積まないまま到着することになる。

この日本人ウィンガーは、休暇中の他の選手たちとともにスビエタで行われるチームトレーニングには復帰しない。7月19日または20日に日本ツアーのため来日する際に合流することを特別に許可された。

この決断により、数日間で30時間以上のフライトを節約できるが、7月18日の親善試合初戦に加え、少なくとも4回のトレーニングを欠場することになる。

さらに驚くべきは、久保がソシエダで1日も練習をしていないにもかかわらず、日本国民にとってもソシエダの商業面にとっても、そして選手自身にとっても非常に重要な日本ツアーに臨むという点だ。

ソシエダにとってやや複雑な夏を迎えているなか、久保は残留を表明しているものの、将来が依然として不透明。

6000万ユーロ(102億円)という高額な契約解除金は抑止力になっているものの、SNS上では残留を懸念する声が上がっている。当面は、久保がソシエダを離れる可能性は低いと思われる。

また、日本での試合に出場できる万全のコンディションを維持できるかどうかも懸念材料だ。

FC東京の施設やグループでのトレーニングも行っており、体力的には準備が整っているかもしれないが、最もいい場合でも試合前にソシエダと軽いトレーニングを1回行う程度だろう。

つまり、日本ツアーの親善試合2試合の出場は既にかなり危ぶまれていると言える」

ソシエダは7月21日にV・ファーレン長崎、25日に横浜FCとのフレンドリーマッチを行う。

久保は日本でのトレーニング継続を特別に認められたものの、コンディション面を不安視されているようだ。

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