1990年ワールドカップでベスト8に躍進して、世界を席巻したカメルーン代表。

『L'Équipe』によれば、当時のメンバーだったカメルーンの伝説的キャプテンであるエマニュエル・クンデ氏が68歳でなくなったという。

守備的MFやセンターバックとして活躍したクンデ氏は、1979年から1992年までカメルーン代表として127試合に出場し、ワールドカップ2大会に参戦。

元カメルーン代表の悪童スターで現在はカメルーンサッカー協会の会長を務めるサミュエル・エトーは、SNSにこのような追悼メッセージを綴っていた。

「カメルーンサッカー界の象徴的人物、エマニュエル・クンデ長老が68歳で逝去されたことを、先ほど知った。ああ、なんと悲しいことだろう!

彼は我々の伝統を支えてきた人物だったが、無情にも逝ってしまった。

彼のことを慎み深く親しみやすく、節度とバランスのとれた人物として記憶している。素晴らしいサッカー選手であり、守備の壁でもあったが、ボールを支配している時には優れたプレーメーカーでもあった。個人としては、熟練したパサーであり、驚異的なパワーと正確さを兼ね備えた名手だった。

代表チームでの15年間(127キャップ)で、『不屈のライオン』の伝説的なワールドカップ2大会(1982年と1990年)に参加し、アフリカネイションズカップで2度優勝(1984年と1988年)した。

長年にわたり、フランスとガボンでコーチとして活躍してきた彼は、選手としてもコーチとしても、その名前と伝説は永遠に語り継がれるだろう。ご遺族に心からお悔やみ申し上げる」

カメルーン代表史上歴代最多出場数は、リゴベール・ソング氏の137試合。

クンデは127試合なら歴代2位となるが、102試合という説もある。

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