かつて稲本潤一や長友佑都もプレーしたトルコの名門ガラタサライ。
2011年から所属してきたベテラン守護神フェルナンド・ムスレラは、今季限りで退団する見込み。
38歳のムスレラは、ガラタサライで歴代3位となる出場数を誇るレジェンドGK(長友とも62試合プレー)。
ガラタサライは、18日に行われたカイセリスポル戦に3-0で勝利してリーグ優勝を決めたのだが、なんと3点目のゴールを決めたのは、GKムスレラだった。
後半44分にPKのチャンスが訪れると、チームメイトたちからの要望でムスレラが蹴ることになったのだ。
ムスレラが蹴ったPKは相手GKビラル・バヤジットの脇をすり抜けてゴールに。その直後、ムスレラはバヤジットに対して、手をあげて謝意をあらわしていた(動画6分10秒から)。
ただ、26歳のバヤジットは「ムスレラにとっておそらくラストゲームだっただろう。PKの前には、もしPKを蹴るとしても自分は怒らないと伝えていた」と殊勝なコメントをしていたそう。
ムスレラはゴール後に涙していたというが、ユニフォームを脱いでしまったことでイエローカードを貰い、次節は累積警告で出場停止になる。
ただ、残りは2試合あるので、6月1日にホームで行われる今季最終戦では出番があるかもしれない。
なお、ムスレラがガラタサライでゴールするのは、2011-12シーズンの最終戦でPKを決めて以来のこと。