日本代表MF田中碧が所属するリーズは英2部で優勝し、今季は世界最高峰のプレミアリーグを戦う。
そのために重要なプレシーズンを過ごすことになるが、クラブは27日にサポーターへの謝罪声明を発表した。
リーズはプレシーズンツアーでドイツに8日間滞在するが、地元当局からサポーターの渡航を禁止されたとのこと。
「対戦相手と会場は今年初めに決定し、ドイツサッカー協会とツアーオペレーターからも書面による保証を得ていた。
これは昨夏のEURO2024後の人員不足により、地元警察と自治体からサポーターの同伴を控えるよう急遽要請されていたためだ。
残念なことに、数ヶ月前から試合開催の合意を得ていたにもかかわらず、先週、警察と自治体から観客を入れての試合許可が再び下りず、ライブアップデートや動画配信も禁止され、サポーターの渡航も控えるよう要請された。
状況が急変したため、これらの努力(代替地への変更など)は実を結ばず、残念ながら頓挫した。
この結果は、我々全員にとって大変残念なことであり、また、忠実なサポーターの皆さんも、きっとご不満とご憤りをお感じになることだろう。心よりお詫び申し上げる」
リーズは昨夏もドイツでプレシーズンを行ったが、EURO開催地だったドイツ当局からリソース不足のためにサポーターの渡航を控えるように要請されていた。
今季は事前に了承を得ていたはずが、2年連続でサポーターのドイツ入国を断られた形。
『BBC』などによれば、リーズのサポーター団体は「非常に失望している。昨年はEURO後の警察活動が言い訳だったが、他の英クラブはドイツでファンの観戦が許可されていた。リーズファンが再び不当に排除されている理由について、当局には正当な理由を示すことを期待する」などと憤慨しているという。