韓国で開催されている東アジアE-1選手権。連覇を狙う日本は15日に地元韓国との日韓戦を戦う。
今大会の男子の試合は、京畿道龍仁市の龍仁ミルスタジアムで行われてきたが、3万7000人収容のスタジアムは空席が目立つ。
韓国紙『Daum』は、「興行成績最悪のE-1、平均観客数1904人観客動員数1万人超えで、日韓戦は名誉を取り戻せるか?」と伝えていた。
「韓国で開催されているE-1が、興行成績不振の汚名を払拭できる見込みは薄い。残るビッグマッチである日韓戦の観客動員数次第で、興行惨敗か有終の美を収めるかが決まるだろう。
E-1は伝統的に従来の代表戦に比べて人気が低い。FIFAのインターナショナルマッチウィーク期間内に開催されず、FIFA公認の大陸選手権(アジアカップ)でもないため、海外クラブに派遣義務がなく、海外組の招集が難しい。
実際、韓国は日本のJリーグでプレーする3選手を除いた全員が国内組。一方、中国と日本は、自国リーグでプレーする選手だけで26名を編成した。
日本で開催された2022年大会の興行成績も低調だった。新型コロナウイルスの影響は依然として残っていたものの、W杯開幕の6か月前に行われたこの大会への関心も低迷していた。
前回大会では、男子の試合で平均6,398人、女子の試合で平均825人がスタジアムを訪れた。
今大会では観客数がさらに減少した。
特に、男子の日本対香港戦は687人、女子の日本対台湾戦は193人にとどまり、日本国内では興行成績の低迷を批判する記事が相次いだ。
7月上旬の異例の猛暑、平日開催、海外スター選手の不在、そして開幕前の韓国サッカー協会による十分な広報活動の不足などが、興行成績の低迷につながった。
しかし、開幕後は協会が10月に行われるパラグアイとの代表戦と連動させるなどプロモーションを展開し、週末と重なったこともあり観客数は若干増加した。
今大会は、日韓戦でどれだけ観衆が入ってくるかによって興行不振で終わるか、興行惨敗になるかが決まる見通しだ。
15日午前6時現在、韓国サッカー協会のチケット予約サイトには1万8000席以上が残っている。
東アジアサッカー連盟、韓国サッカー協会、アウェイチームに割り当てられた席を除くと、予約サイトに割り当てられる席は約3万1000席と推定される。
つまり、チケットの予約状況だけを見ると、1万人以上の観客が集まる可能性が高いといえる。
日韓戦は、E-1において常に興行収入が保証され、最も白熱した試合のひとつになっている。2015年大会を除き、E-1の決勝は常に日韓戦だった。
これほど魅力的な今回の試合が、前回の日韓戦の観客数1万4117人を上回れば、興行成績不振に悩むサッカー協会にとって大きな救いとなる」
前回の2022年大会は、中国が新型コロナを理由に開催を断念し、日本が大会をホスト。同年7月27日(水)に豊田スタジアムで行われた日韓戦で日本は3-0で勝利した。
その際の観客数1万4117人を超えられるかが韓国で注目されているようだ。