UEFAカンファレンスリーグ(ECL)予選の試合で前代未聞の退場劇が起きた。
現地時間28日に行われたルーマニア1部FCウニヴェルシタテア・クラヨーヴァとトルコ1部イスタンブル・バシャクシェヒルの2ndレグ。
2-1で1stレグを先勝したクラヨーヴァは、この試合2-1で迎えた後半36分、FWスティーヴン・エンシンバが駄目押しの3点目を決めた。
本大会出場を決定づける3点目を挙げ、クラヨーヴァの選手が喜びを爆発させる中、タッチライン付近で両チームの選手やスタッフが入り乱れる騒乱が発生した。
主審は両チームのコーチに退場を命じたが、次の瞬間、ベンチ前にいたスタジアムDJにもレッドカードを提示。
このスタジアムDJはクラヨーヴァの3点目を熱狂的に伝えている最中だったため、実況を続けながら線審に連れられてピッチを後にした。
クラヨーヴァのスタジアムDJが退場処分となった理由は明確に分かっておらず、イギリスメディア『The Sun』など欧州の報道機関は、この一件についてUEFAにコメントを求めているそうだ。
なお、2試合合計スコア5-2で勝利したルーマニアのクラブは、クラブ史上初めてECL本戦出場を果たした。