ブラジル人女性のジュリアナ・マリンスさんがインドネシアのリンジャ二山の火山口に落下して死亡した。

旅行でインドネシアを訪れていたマリンスさんは21日、同国で2番目に高い山であるリンジャ二山の噴火口を見下ろした際に足を滑らせ、300メートル以上滑落した。

26日に複数の海外メディアが伝えたところによると、救助隊はすぐさま救出を試みたが捜索は難航。ヘリコプターなどを使ったものの、濃霧と複雑な地形が行く手を阻み、救助活動4日目にあたる24日にマリンスさんは遺体で発見された。

遺体は25日にインドネシア国内の病院に搬送された。

遺族は「もしも救助隊が約7時間以内にジュリアナに到着していたら、生きていたはず。私たちは彼女のために正義を求める。それが彼女のためにするべきこと」と、救助隊を非難した。

なお、この事故を受けて元ブラジル代表で、かつてチェルシーやACミランなどでプレーしたアレシャンドレ・パト氏が、マリンスさんの遺体をブラジルに送還するために金銭を支払うと申し出た。

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