多くの日本人がプレーするイングランド2部リーグの2025-26シーズンが開幕した。

ブリストル・シティで2年目を迎えた平河悠は、9日に行われたシェフィールド・ユナイテッドとの開幕戦に先発すると、75分プレーし、4-1の勝利に貢献した。

平河は2024年パリ五輪にも出場した24歳の快速アタッカー。

日本代表デビュー戦となった6月のオーストラリア戦では、3-4-2-1システムの右ウィングバックに入り、持ち前のエネルギッシュなプレーを見せた。

ゲルハート・シュタルバー新監督体制となったブリストルも日本代表と同じようなシステムを用いている。

平河は、これまでブリストルで主に右ウィングや攻撃的MFとして起用されていたが、今季開幕戦では左ウィングバックとしてプレー(一部で左サイドバックとされているが違うはず)。

『Bristol Post』は、「平河は生粋のウィングバックではないため、チームがボールポゼッションしていない状況ではそのことが時折顕著だった。しかし、彼はボールを持っていても持っていなくても全力でプレーした。簡単に突破される場面や、ボールをロストすることもあったが、戦い続けることをやめず、いい前進も見せた」として、7点の評価を与えている。

また、指揮官は、平河のウィングバック起用について、開幕前にこう説明していた。

「悠とじっくり話し合ったが、彼はそのポジションで心地よさを感じていると思う。この2週間で成長しているし、試合でいいパフォーマンスを見せてくれた。だから、ダメなはずはない。

何も決まっていないし、我々は悠に対して柔軟に対応する。

彼は複数のポジションでプレーできるからね。それが彼の大きなアドバンテージだと思う」

チームに左のウィングバックが手薄なこともあり、平河を抜擢すると、手ごたえを感じるプレーを見せたと評価しているようだ(昨季も一部試合でウィングバックを経験済み)。

平河は右利きだが、左右どちらのサイドでもプレーできる。彼がウィングバックとして成長すれば、日本代表にとっても大きな存在になるかもしれない。

編集部おすすめ