J2の大分トリニータは23日、ブラジル2部リーグのヴィラ・ノヴァFCと両クラブの発展と人材育成を主目的とした業務提携を開始することが決まったと発表した。

ヴィラ・ノヴァFCは、ブラジルのゴイアス州ゴイアニアを本拠地とするプロサッカークラブ。

1943年7月29日に創設され、現在はカンピオナート・ブラジレイロ(ブラジル全国選手権)セリエBに所属している。

クラブは今回のヴィラ・ノヴァFCとの業務提携の背景及び目的について、以下のように綴っている。

「大分トリニータは、サッカーを通じて大分の活力に貢献することを企業理念とし、その成長戦略の柱の一つとして人材育成を掲げております。その中で今回ヴィラ・ノヴァFCとの提携のお話を頂き、アカデミー組織のより一層の成長にも寄与できることから、今回の提携締結に至った次第です。

私共はかねてより、育成型クラブとしてより一層の飛躍の必要性を感じていたところであり、ヴィラ・ノヴァFCには素晴らしい育成環境も整っていることから、私共が参考にできる成長要素が多くあります。

大分トリニータとしてはこの業務提携を活かし、アカデミーの育成のみならず、様々な形での交流を行っていきたいと考えております」

提携の具体的な内容(一部)は以下の通り。

1:人材育成―人材育成のための人的交流

2:国際交流―国際間の相互理解を高めての人的ネットワークの拡大

3:情報収集―双方のスカウト活動のサポート及びビジネス関連の情報交換

4:選手育成に関するノウハウの提供

ヴィラ・ノヴァFCの代表、ウーゴ・ブラーヴォ氏のコメントはこちら。

「本日(※日本時間7月22日4:00)、私たちブラジルのクラブ『ヴィラ・ノヴァ・フットボールクラブ』と、日本のクラブ『大分トリニータ(Oita Trinita)』との協力協定を締結ができ、非常に嬉しく思っています。

この協力協定により、ブラジル人選手が日本に渡り、日本人選手が私たちのチームに来てトレーニングを受けることが可能になります。

このような交流を通じて、日伯両国の選手育成に多くの成果がもたらされることを期待しています。私たちのブランドが『大分トリニータ』と結びつくことを非常に誇りに思います。ありがとうございました」

これまでも数多くの日本代表選手を輩出してきた大分トリニータのアカデミー。

今回の業務提携がどのような効果を生むか注目される。

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