
2月23日に開幕を迎える2024年のJリーグ。今回はJ2から昇格してきたジュビロ磐田の「歴代最強の日本人選手」を、タイトル数も考慮しながらピックアップした。
中山雅史
生年月日:1967年9月23日
ジュビロ磐田所属:1994~2009
ジュビロ磐田での個人タイトル:JリーグMVP1回、ベストイレブン4回、得点王2回
ジュビロ磐田の歴史の中で最も偉大なストライカーといえる「ゴン」こと中山雅史。筑波大学から1990年に前身のヤマハ発動機に加入し、ジュビロ磐田のJリーグ参入を経験した。
2009年まで所属し続けた中で数多くのタイトルを獲得したほか、1998年には36ゴールという前人未到の記録を残し、MVPと得点王をダブル受賞している。
名波浩

生年月日:1972年11月28日
ジュビロ磐田所属:1995~2008
ジュビロ磐田での個人タイトル:Jリーグベストイレブン4回、Jリーグカップニューヒーロー賞1回
順天堂大学から1995年にジュビロ磐田へと加入した名波浩。正確無比の左足とチャンスメイクを武器に日本屈指の司令塔として活躍し、いわゆる「N-BOX」と呼ばれた黄金期のシステムの中心となった。
イタリア・セリエAのヴェネツィアに期限付き移籍した際には苦しい時間を過ごしたが、帰国後は再びジュビロ磐田の主力として長く大きな存在感を見せた。
藤田俊哉

生年月日:1971年10月4日
ジュビロ磐田所属:1995~2005
ジュビロ磐田での個人タイトル:JリーグMVP1回、ベストイレブン3回
筑波大学からジュビロ磐田に加入し、名波浩を中心とした「N-BOX」の中で重要な役割を担った藤田俊哉。ゴールを奪える攻撃的ミッドフィルダーとして、Jリーグ全体でも突出した存在であった。
ジュビロ磐田でプレーするなかで4回のシーズン2桁ゴールを記録し、2001年にはJリーグMVPを受賞。2003年には30代になって初めてヨーロッパへ渡り、ユトレヒトでプレーした。
高原直泰

生年月日:1979年6月4日
ジュビロ磐田所属:1998~2002
ジュビロ磐田での個人タイトル:JリーグMVP1回、ベストイレブン1回、得点王1回
ジュビロ磐田でプレーしたのは実質4年半しかないが、その中でJリーグMVP、得点王、ベストイレブンを受賞している高原直泰。清水東高校を卒業後に加入し、ルーキーイヤーから5ゴールを決めた。
2001年にはアルゼンチンの名門ボカ・ジュニオルスでのプレーも経験し、磐田に復帰した2002年は26ゴールでJリーグ史上最年少の得点王に輝いている。
前田遼一

生年月日:1981年10月9日
ジュビロ磐田所属:2000~2014
ジュビロ磐田での個人タイトル:Jリーグベストイレブン2回、得点王2回、JリーグカップMVP1回
Jリーグベストイレブン4回の福西崇史と迷ったが、得点王やリーグカップMVPの実績を加えて5つのタイトルがある前田遼一をピックアップした。
暁星高校からジュビロ磐田に加入したときにはMF登録で、アテネ五輪予選でもボランチとして起用されていたが、のちにストライカーとしてブレイク。2009年と2010年にはJの歴史で初の2年連続得点王(次年度にケネディが達成、後に大久保嘉人が3年連続得点王に)となった。