日本代表FW上田綺世と日本代表DF渡辺剛が所属するオランダ1部のフェイエノールト。

これまで小野伸二氏や宮市亮(現横浜F・マリノス)もプレーした同クラブは、1908年創設で16度の国内1部リーグ優勝を誇る名門クラブだ。

在籍3年目になる26歳の上田は、今季のリーグ戦で開幕戦から2試合連続ゴールを記録。

また、今季加入したセム・スタインも同じく開幕2試合連続ゴールを決めている。23歳のスタインは、昨季トゥウェンテで31ゴールを叩き出した攻撃的MFで、1000万ユーロ(約17.1億円)の移籍金でフェイエノールトに引き抜かれた。

そうしたなか、アート・デモスは、『ESPN』の番組で、上田とスタインの新コンビが得点を量産すると予想していた。

「彼(上田)は得点王の座を争うだろうし、スタインもそうなるだろう。

フェイエノールトにとって、それは問題ではない。昨年(の上田)は、サンティアゴ・ヒメネスとの競争に直面していた。

ロビン・ファンペルシー監督は、彼(上田)に熱狂しており、彼を残留させるだろう。彼はUEFAヨーロッパリーグを含め、多くのゴールを決めるだろうからね。

スタインの加入により、フェイエノールトは得点力が向上した。前線にスタインと上田がいれば40ゴールは確実だ」

上田のライバルだったメキシコ代表FWヒメネスは今年1月にミランへ移籍。

オランダ代表史上最多得点記録を持つフェイエノールトのファンペルシー監督は、上田にこれまで期待を寄せてきたが、デモスも同感のようだ。

78歳のデモスは、オランダの名門アヤックスやJリーグの浦和レッズなど数多くのクラブで監督を務めた人物。

リーグ開幕2連勝となったフェイエノールトは、31日に三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムと対戦する。

編集部おすすめ