
今夏、フランスのレンヌから英2部バーミンガムに移籍した日本代表FW古橋亨梧。
2021年から2025年1月までプレーしたスコットランドの強豪セルティックではエースに君臨し、キャラクター面でも愛された。
そうしたなか、全治10カ月ほどの大ケガから復帰した選手が古橋とのエピソードを語った。
スコットランド2部クィーンズ・パークに所属する26歳のDFチャーリー・フォックスだ。
彼は2024年7月に行われたセルティックとのプレシーズンマッチで靱帯断裂などの重傷を負ったが、その試合には古橋も出場していた。
『The Scottish Sun』によれば、フォックスは受傷したセルティック戦をこう振り返っていたそう。
「(ボールに向かって)踏み出した足が引っかかってしまった。膝は一方に曲がり、股関節が捻じれた。前十字靭帯と外側側副靭帯を断裂し、後十字靭帯の修復が必要だった。
膝蓋腱の移植手術も必要だった。チーズカッターで腱を切り取り、大腿骨と脛骨を再びつなぐ。かなり深刻だった。
体はショック状態になって、自分を守ろうとする。膝の裏を撃たれたと思った。ポンという音がしたんだ。セルティックTVのハイライト映像で、マイクがその音を拾っていた。小さな銃声のような音で、結構クールだった。靭帯の中央が切れて、その音がしたんだ。
誰かが自分を蹴ったと思った。亨梧は素晴らしい選手でプロフェッショナルでもある。彼はこちらに来て、『大丈夫?』と尋ねてきたので、『きっと蹴ったに違いない』と思った。
後で映像を見返すと、彼は遠くにいた。とはいえ、彼はゴールを決める代わりに、ミスしたり、ボールを蹴り出してプレーを切ることもできたはずだけどね!(笑)」
フォックスは古橋がゴールを決める直前、接触がないところで負傷。
その後、古橋は倒れ込んだ彼のもとに歩み寄ると言葉をかけていた。
フォックスはこの前年にも足首の手術で長期離脱を経験していたが、同じように靱帯損傷から復活したリヴァプールDFフィルヒル・ファンダイクを励みにリハビリに取り組んだそう。
そして、2025年5月に復帰を果たしている。