フットサル日本女子代表、初のアジア王者に!42歳の“智将”「W杯も一緒に楽しんでいきたい」
フットサル日本女子代表、初のアジア王者に!42歳の“智将”「W杯も一緒に楽しんでいきたい」

中国・内モンゴル自治区の中心都市フフホトで開催されていたAFCフットサル女子アジアカップ2025。

フットサル日本女子代表は17日、グループステージで敗れたタイと決勝で対戦し、PK戦の末に勝利。

第3回大会にして初優勝を成し遂げた。

5分に追野沙羅、21分には高橋京花のゴールでリードを奪いながらいずれも追いつかれた日本。延長戦では逆に43分に痛恨の失点を喫するも、その1分後に宮原ゆかりの左足弾で追いつき、勝負はPK戦に持ち込まれた。

そして、3-2とリードして迎えた運命の5人目、GK井上ねねが相手のキックを見事にストップ。過去2大会は決勝でイランに敗れ準優勝だった日本がついにアジアの頂点に立っている。

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2021年からチームを率いる須賀雄大(たけひろ)監督。日本フットサル界きっての“智将”として知られる42歳は今大会を終えて以下のようにコメントしている。

「非常にタフで難しい試合となりました。タイも素晴らしいチームで、一進一退のフットサルの魅力が詰まった好ゲームになったと思っています。

そんな中、スコア的にも劣勢になる時間帯もありましたが、最後まで諦めずに盛り返した選手たちを心から誇りに思います。そして、この勝利は今まで日本女子フットサル界を作ってきてくれた皆さんの勝利だと思っています。

世界での立ち位置はアジアの中での立ち位置とは違い、今度は自分たちがチャレンジャーとして立ち向かわなければなりません。

その中で選手一人ひとりに求められるタスクも変わってきます。そういったものをしっかりと分析してワールドカップで勝利できるように、今からスタッフと力をあわせてチームを作っていきたいと思います。

ワールドカップに出場できるということは、日本女子フットサル界にとって本当に大きなことだと思います。まずはそういった準備ができるということに感謝したい気持ちでいっぱいです。

大会期間中、会場であったり日本から送ってくれる声援が本当に力になりました。ありがとうございます。このチームはさらに世界を驚かせるチームを目指しているので、ワールドカップも一緒に楽しんでいきたいと思います。ぜひ一緒に女子フットサルを盛り上げていきましょう」

フットサル日本女子代表、初のアジア王者に!42歳の“智将”「W杯も一緒に楽しんでいきたい」
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今大会の結果により、優勝した日本、準優勝のタイ、そして3位のイランが、記念すべき第1回FIFAフットサル女子ワールドカップの出場権を獲得。同大会は今年11月からフィリピンで開催される。

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