日本のメディアに対して「今夏のマーケットで移籍したいと思っていた」と公表した前田大然。それを受けて、所属クラブのセルティックが「緊急会談」を行ったようだ。

先日から日本代表に合流してアメリカ遠征を行っていた前田は、インタビューで今夏の状況について以下のように話していた。

「セルティックとは最終日まで交渉を続けていた。ただうまく行かなかった。オファーを受け取っていたし、次のステップに進みたいと伝えていた。

ただセルティックは補強がうまく行かなかったので、僕を放出することができなかった。昨シーズンが終わる前からクラブとは話し合っていた。次のステップに進みたいと伝えていたが、リーグ戦もあって、チャンピオンズリーグ予選で負けたので、難しかった。

最終的にはセルティックに残ることを決めた。ここで一生懸命頑張りたいと思う」

記事によれば、このコメントを聞いたセルティックとブレンダン・ロジャーズ監督は、急遽前田との会談をセッティングし、木曜日にスコットランドへと戻った彼と直接話し合いを行うことにしたようだ。

今季はなかなか調子が上がっていない前田であるが、セルティックとしては新しい契約を結びたいと考えており、来季に向けた戦力としても重要な存在だと感じているそう。

3月からセルティックは前田との契約を更新したいと考えていたそうだが、その交渉はうまく進んでいないと伝えられている。

現在の期間は2027年6月30日までであるため、今季が終われば残り1年となる。

サッカーにおいては契約満了が近づけば近づくほど移籍金の額が下がってしまうことが多いため、セルティックとしては「退団されるにしても契約を延長しておきたい」ところである。

セルティックは今夏の補強があまりうまくいかなかったため、週末のキルマーノック戦ではサポーターが何らかの抗議活動を行う予定だと伝えられている。

混乱が広がるなか、セルティックと前田の将来はどうなるのか。「1月の移籍もあるのではないか」とも伝えられるなか、多くのファンが状況の進展に注目しているはずだ。

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