
7月に行われたEURO2024では、まさかのグループステージ敗退に終わったクロアチア代表。
頼もしい活躍をみせているとはいえ、ルカ・モドリッチ、イヴァン・ペリシッチらベテランも多く、世代交代が迫られているのは間違いないだろう。
今回はそんなクロアチアの将来を担う若手プレイヤーに注目し、3人の逸材を紹介していく。
マルティン・バトゥリナ
生年月日:2003年2月16日
所属クラブ:ディナモ・ザグレブ(クロアチア)
まずは、名門ディナモ・ザグレブが生んだ新たな刺客。モドリッチの後継候補筆頭に挙げられているマルティン・バトゥリナだ。
ディナモ・ザグレブで10番を背負うバトゥリナは、EUROにも出場した21歳の攻撃的MFで、昨シーズンはリーグ戦5ゴール・8アシストを記録している。
モドリッチのようなプレーメーカーというより、スタイルはスペイン代表のダニ・オルモに近いアタッカータイプ。密集地でもぶれないボールコントロール、体を寄せられても倒れないボディバランスはすでに一流だ。
ロヴロ・ズヴォナレク

生年月日:2005年5月8日
所属クラブ:シュトゥルム・グラーツ(オーストリア)
U-21クロアチア代表で10番を着けるロヴロ・ズボナレクも、これからの成長が楽しみなタレントだ。
バイエルンがその才能に惚れ込み、17歳でドイツへと渡った攻撃的MFは、セカンドチームで結果を残し、昨シーズンにトップデビュー。33節ヴォルフスブルク戦では、ブンデスリーガ初ゴールもマークした。
今季は、オーストリア王者シュトゥルム・グラーツで修行することになったが、CLを経験できるメリットは大きい。かつてのフィリップ・ラームやダヴィド・アラバのように、武者修行先で急成長を遂げてバイエルンのスターになれるだろうか。
ルカ・ヴシュコビッチ

生年月日:2007年2月24日
所属クラブ:ウェステルロー(ベルギー)
ヨシュコ・グヴァルディオルがワールドクラスへと成長を遂げた最終ラインでは、すでにトッテナム加入が内定しているセンターバックのルカ・ヴシュコビッチに、注目せざるを得ないだろう。
今季レンタルで加入したベルギーのウェステルローでは、開幕からスタメンに名を連ね、2節メヘレン戦では初ゴールを決めるなど、早くも大物ぶりを発揮している。
アジリティに課題はあるものの、元スペイン代表のジェラール・ピケを思わせる高さ・強さ・巧さの三拍子を備えたDF。
ライター:ロイすん
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