韓国『NT』は16日、2019年7月に韓国・釜山のフットサル場で死亡した13歳少年の裁判の判決が出たと報じた。

同メディアによると、2019年7月2日に釜山市海雲台区潘汝洞のフットサル場で被害少年は友人18人とサッカーの試合をしていた。

13歳少年がゴールバーにぶら下がっていたところ、ゴール台が倒れて頭を負傷して発生したという。

その後近くの病院へ搬送されるも、死亡してしまった。

警捜の捜査によると、フットサル場に設置されたゴールが地面に固定されていなかったことが確認された。そのため、フットサル場を管理していた釜山海雲台区庁に対して被害者遺族が相手に損害賠償訴訟を提起した。

釜山地方法院東部支院民事1部(イ・ジェチャン部長判事)は、釜山海雲台区庁に対して事故中学生遺族への5億3000万ウォン(約5500万円)の賠償責任があると宣告した。

裁判部は「事件の経過、海雲台区条例、地方自治体として認められている住民に対する安全保護義務などを考慮すると、管理上の欠陥が認められ、防護措置義務を果たせなかったとみられる」と判示した。

なお、先にこの事故に関連した刑事裁判では、担当者が無罪を宣告された。海雲台区公務員、フットサル場施工者など4人の業務上過失致死容疑の裁判では、4人とも無罪を宣告されていた。

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