今月11日、フランス1部スタッド・ランスが日本代表MF中村敬斗の練習復帰を発表した。

移籍を希望して一時チームを離脱していた中村だったが、ランスに残留することとなった。

ランス公式は「7月中旬から不在だった中村敬斗は療養を終えた後、今朝レイモン・コパ・ライフセンターに戻った」と発表。今後は適切な復帰プロトコルを行い、2部を戦うリーグ戦への準備を進めるとのこと。

中村は昨季フランス1部で日本人初となる2桁・11ゴールを決めたものの、チームは2部へ降格。今夏行われたランスの来日ツアーには健康上の問題で帯同せず、既に開幕した2部リーグでも欠場が続いていた。また、今月上旬の日本代表アメリカ遠征にも帯同しなかった。

移籍を希望していたが、クラブのカイヨ会長が「彼は我々と契約している。(他のオファーについて)私は知らない。いずれにせよ、彼はランスに残る」と発言するなど、クラブ側がエース級の戦力の売却に応じず確執が生じていた中でランス残留が決定したようだ。

現在、ランスは第4節を終えてフランス2部で5位。中村はチームメイトの日本代表DF関根大輝と共に、1年での1部復帰を目指すこととなる。

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